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Novel〜REBORN!〜
五つの文字で出来た愛情表現『ザンスク』
『    』

いつかあいつにちゃんと言おうと思ってたが、結局それは一生届かない言葉になってしまった──。

「ボス、これで計画が成功すりゃボンゴレはあんたのもんだぁ」

「ハン」 

いつだったかあいつはこんな話を持ちかけてきた

「なぁ俺はボスに忠誠を誓った……だが今はそれ以上に…」

スクアーロはそこでくちごもった

「それ以上になんだ?」
今思えばそれはあいつの出来る最大の表現方法だったんだと思う

「えっとぉ…ぁの……」

「なんだ?」

誇りだのなんだのには人一倍うるさかったあいつの……それこそ一世一代の賭けだったんだろう

「ボスが………す……好きだぁ//」
俺はその時

「………」

 なにも言わなかった いや、なにも言えなかったんだ───

「ぁ……きっ気持ち悪いよなっ…男に…しかも俺なんかに……」

「………」

「悪い、俺なんか今日変なんだ……頭冷やして来る!」
そういって部屋を出ていったあいつの背中はまるで今にも散ってしまいそうで 触れたなら壊れてしまいそうに儚い 一輪の華のようで───。

俺はそれをただ見つめる事しか出来なかった

なぁスクアーロ………
俺はお前に言いたい事がたくさんあるんだ……もしもこの声がお前に届くのなら、何度だって声を張り上げて……のどが枯れるまで叫び続けてやる
でも今となってはもう届かない……

遅かったんだ………
遅すぎたんだ─── この世界のどこかにいる君へ………今伝えよう

  『愛してる』
昔も今も……そしてこれからも………ずっと───。


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あきゅろす。
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