Novel〜APH〜
『どきっ☆奇跡パワー!!〜プロローグ〜』
「奇跡を起こしてやるッ!」
ブリタニアエンジェルが………
いや、いい年なのにコスプレをしたイギリスがついに怒ってしまった
『どきっ☆奇跡パワー!!〜プロローグ〜』
「なっ、なんだよ皆でそろってエロいだの元ヤンだの俺を言いやがって!」
そう、事の始めはまずフランスがイギリスをからかった事だった
そしてそれに乗ったスペインと俺。
「まったく坊っちゃんには参ったもんだったぜ?」
「そうやでぇ、こいつがどんなに極悪だった事か〜」
「へぇ」
俺は2人からイギリスについてを話してもらっていた
「ちょっ!てめぇフランス!なにアメリカに吹きこんでんだッ」
「え〜?お前の武勇伝?」
イギリスは必死にフランスを止めたが、その間にスペインが「それでなぁ?」と話し始めるのであまり意味はなかった
「あれ?どうしたんですか、皆さん集まって……」
「おっ、良いところに来たんだぞ!日本」
イギリスの話を聞いているんだと伝えたら日本は目の色を変えて
「ぜひ私にも」
と言ってきた
「んぁっ!スペインてめぇ日本にまで!」
「えぇやん〜」
フランスをぼこり終わったイギリスが戻って来てしまった
「本当やめろよ!俺の悪い話すんの」
「そないな事言われてもなぁ、事実やん?」
うっ……とつまったイギリスは「そうだけどなぁ」と、小さい声で呟いた
「なにしてるのぉ?」
「なんの話あるか?あへん」
するとそこにロシアと中国も加わってしまった
そしてあっという間に人だかりが出来てしまった
まぁ、話は冒頭に戻るのだが
「もぅてめぇらには怒ったぞ!!特に髭!!」
いつ着替えたのか知らないけど、スーツから白い……まぁいわゆる天使のコスプレをしたイギリスが真っ赤な顔をしていた
「てめぇなんかこうだ!この×××野郎」
中指を立てて、とても人前では言えない言葉を発しながら黒いオーラを放つイギリスはヤンキーそのものだった
「ヴ…ヴェ〜恐いよドイツ」
「ぅ……流石元ヤンだな……」
昔のイギリスを知らなかったメンバーも含めすっかり恐怖でおじけついていた
「あっ……あかん!キレたアイツは本当に何しでかすか分からんでぇ!」
その恐いイギリスをキレさせた張本人でもあるスペインも、普段は鈍感だが流石に焦りだした
「まずわ髭野郎……てめぇにはコレだ!」
ほあたっ☆
という不思議な呪文を唱えた瞬間
……なんとフランスがそれを避けてしまった
「うわぁ!?」
不幸にもフランスの後ろを丁度ハンガリーとオーストリアが通っていた
「!……(オーストリアさんの危機!?おいしい気もするけど)」
ハンガリーがすかさずフライパンを出した
ぴかーん
ステッキから出た光は、はねかえってイギリスに当たってしまった
「…わッ!!」
ぼふんっ
そこに居たのは
小さいイギリスだった。
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