[携帯モード] [URL送信]

日商便利屋兼帰宅部
ターゲットロックオン
大輝「? 調査なんて日商の便利屋にとって朝飯前だろ?」

香澄「あなたが大輝君?」

大輝「えっ?あぁ、はい森川 大輝です。(可愛いな〜この子。蓮次の野郎〜。)」

香澄「ずいぶん面倒な依頼をしてくれたわね。」

大輝「???」

『ば〜か。入学式から一週間もたってない人間の情報なんてあるわけねぇだろ。』

大輝「あぁ、確かに。で、どうすんの?」

『情報が無いなら収集・・・までは良かったんだけど珊瑚さんが情報収集側のチームなんだよ。』

大輝「!!!!!!!!!!!!」

なんだよ。大輝までこんな反応しやがって。

大輝「蓮次!!姉貴に俺のことしゃべってないだろうな!?」

『うるせーな。しゃべってねぇよ。』

大輝「よかった。もしバレたら・・・う〜。想像しただけで寒気がしてきたよ。」

『なぁ、確かに異様なカンジはしてたけど、珊瑚さんってそんなに危険なの?』

今日この質問するの何回目かなぁ。さっきは

大輝「危険も何も姉貴は・・・。」

って言ったら珊瑚さんが来たんだよな〜。

珊瑚「蓮次君、香澄、何やってんのよ。せっかくアタリだったのに結局来るはめになったじゃない。」

蓮次・香澄「うわっ、珊瑚さんいつのまに!?」

またか・・・。

ひょっとして、珊瑚さん狙ってる?このタイミング。

大輝「あ、姉貴・・・。」

珊瑚「あら、大輝じゃない。そういえばあなた・・・。」

剣道部だったな。すっかり忘れてた。

大輝「じゃ、じゃあ俺忙しいからまたな。」

オイオイオイ、またかよ。あの時の香澄さんみたいに声裏返って早口になってるよ。

珊瑚「ほら、行くわよ。」

弓道部まで強制連行。

香澄「ねぇ、珊瑚さん。ターゲットは発見できたけど、この後どうするんですか?」

珊瑚「そうね、とりあえずこれでも使っときましょ。」

パパパパッパパ〜
はっしんき〜(ドラ〇もん)

『おっ、それは便利だな・・・ってなんでそんなもん持ってるんスか?』

珊瑚「明香里が作ってくれたのよ。器用で助かるわ〜。」


[前へ][次へ]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!