日商便利屋兼帰宅部
作戦会議
その直後、綾さんと香澄さんが戻ってきて話しが中断になった。
そして場を改め、日向高校のある一室。
綾「これよりミーティングを始めます。時間があまりないので手短に話します。」
明香里「綾さ〜ん。飛鳥は〜?」
?? あっ、そういえば一人いないな。
綾「いつものアレよ。」
珊瑚「また?飛鳥もたいへんね。」
渚「珊瑚も行ってくれば〜?」
???
『香澄さん、アレってなんですか?』
香澄「あぁ、アレってのは・・・。」
綾「ほらほら、時間が無いって言ったでしょ。飛鳥のことはそこらへんにして、本題に入るわよ。」
またお預けをくらった。
珊瑚さんに飛鳥さん。本当に分けわかんねぇなこの部活の部員って。
綾「え〜、予定では情報網を使って依頼を解決するはずだったんですが、ターゲットの長瀬 春香さんが新入生だったんでそれが不可能になりました。」
渚「え〜ダメじゃん。どうすんのさ〜。」
綾「それを考えるためにこうやって集会を開いたんです。」
明香里「個人調査をしながらではダメなんですか?」
綾「それでもいいんだけど遅くなっちゃうでしょ。この部の評価を下げるような事はできないわ。」
珊瑚「綾さん、二班に別れて行動すれば?一班が情報収集を、二班は依頼人にターゲットの身の回りの人間を聞き出したりしていく。」
綾「うん、なかなかいい手段ね。」
香澄「(綾さん、もし珊瑚さんが二班になったらどうするんですか?)」
綾「(大丈夫よ。それは私に決定権があるんだから。)」
明香里「じゃあ決まりですね。班はどうしますか?とりあえず私は一班の方がやりやすいんですけど・・・。」
渚「もちろん綾は部長として面倒な一班の方に入るべきよね!!」
珊瑚「じゃあ、渚さんも一班ね?」
蓮次・綾・香澄「!! なぜ!?」
珊瑚「なぜって、綾さんしか渚のテンションにブレーキかけれないでしょ?」
『ってことは二班は俺と香澄さんと・・・珊瑚さん!!??』
珊瑚「あら、不満?」
『不満というか、なんというか。ねぇ?香澄さん。』
香澄「えぇ!?ちょっと、私に振らないでよ。」
渚「あ〜分かった。蓮次は香澄と二人っきりになりたいんやろ〜?」
香澄「ちょっとやめて下さいよ渚さん。綾さんもなんか言って下さいよ〜。」
綾「いいんじゃない?別に。(私は安全だし)じゃ、蓮次君と香澄をよろしくね珊瑚。」
蓮次・香澄「あ、綾さ〜ん。」
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