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お題




「学校、遅刻するぞ」



心配そうに覗きこむ幼馴染みの顔

やっぱりこいつは可愛い顔してるな、と改めて再確認


大体こいつは自覚が足りなさすぎるのだ。

自分がどんな可愛い顔をしてるのか認識もしないままに、
無意識に上目使いしたり甘えてみたり

おまけによく涙目になるものだから瞳を潤ませる必要もなく潤んでるし

俺は慣れてるからいいが、他のやつらには毒だ


くそ、

「哀の馬鹿野郎」

「いきなり何ーー!?」



まあ散々言っておいて何だが俺は恋愛感情においての好き、という気持ちは哀に対して持っていない、と思う。

でも俺にとって哀は何よりも大切で、だからと言ってそれを友情と呼ぶには不自然で


愛に似ているようで違えるそれ



いうなれば…保護欲…否、違う、支配欲

支配欲、独占欲


今まで
俺が大切に守ってきた

これからも俺が守る


そんな支配欲、独占欲



恋や愛なんて生温い

そんなもんじゃない






END

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あきゅろす。
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