アニメ沿い鬼道寄り夢小説
12
染「あいつはすぐアレだな・・・。」
半「あれが名無しの良いところだとも思うけどな!」
豪炎寺がふと守に問い掛ける。
豪「円堂、あいつの運動神経は父親譲りか?」
守「え?ああ、そうじゃないかな。あいつの父ちゃんサッカー選手だったらしいし。
あっそうだ!あいつの父ちゃんイナズマイレブンだったんだぜ!?すっげーよなあ・・・!」
それを聞きやはりそうか、と頷く豪炎寺。
守「何が?」
豪「30年前、フランスの地方のチームにすごい日本人がいたらしい。
日本ではあまり有名じゃなかったけどな、たまたま見つけたんだ。
名前は・・・円堂だった。」
染「おいおい、それ確実に名無しの親父じゃねえか!」
うんうん、と頷く一同。
豪「海外で活躍してる日本人選手を、しかも高く評価されている選手を、ほとんどの人が知らないなんておかしくないか?
こう言っては難だが、もっと華々しい場があったはずだ。」
風「言われてみれば・・・。」
守はちら、と名無しの方を見た。
楽しそうに秋と春奈と喋っている。
守「・・・名無しのこと、まだよくわかんないとこあるけどさ、今はそっとしておいた方が良いと思うんだ。
あいつ、時々泣くんだよ。本当に時々、火がついたように突然・・・。
帝国との試合のときの鬼道の話、聞いてただろ?」
信じられなかった。
あの明るい名無しが泣くなんて。
全員心配そうに名無しの方を見た。
それに気がついた名無しは不思議そうに首をかしげた。
『何だろ・・・?』
しかしあちらが何も言わないので談笑に戻った。
皆は視線を守に戻した。
守「俺、あいつが自分で話してくれるまで、待ってるんだ。
だから、皆もそうしてほしい。」
全員顔を見合わせ、頷きあった。
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