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アニメ沿い鬼道寄り夢小説
10
名無しに負けないくらいの速さで食べる守。
しかし途中で食べるのを中断し、母に問いかけた。

守「ねえ、じいちゃん、イナズマイレブンだったの?」
『そういえば、私のお父さんはおばさんのお兄ちゃんだから・・・あ!
 守!私のお父さん多分おじいちゃんと一緒にイナズマイレブンだったかも!』
守「おっ、すっげー!!」

名無しは守の横でスプーンを構えてスキあらばカレーを食べようとしていたが名無しも母の方を見た。

一瞬、皿洗いをする母の手が止まったように見えた。

守「ねえ、そうなの?」
母「さあ?知らないわ、そんな昔のこと。」
守「『・・・・・・。』」


守は食べ終わるとすぐに自室へと向かった。
名無しは守の皿と自分の皿を持ってあとはやっておくから、と言って母に代わって流しの前に立った。

すぐに洗い終わると、名無しも自室へと向かった。



棚から1つの箱を取り出した。
フタにはフランス語で”思い出”と書かれていた。
幼いころの汚い字に軽く笑うと、そっと箱を開けた。

中に入っていたのは古い日記。
題名は日本語で”2人の愛のメモリー”
に二重線が引かれてフランス語で”普通の日記だから見てもおもしろくない”に変わっていた。

『な、なんだこれ・・・今までお母さんに見るなって言われてたからよく見てなかったけど・・・。』

中をぱらぱらとめくると・・・
父から母への愛のメッセージと母のそれに対する罵倒の嵐。

『・・・つまりお父さんはサッカーバカだったけど
 お母さんに出会ってお母さんバカにもなったんだ・・・。
 いやお父さんがサッカーバカでお母さんバカなのは知ってたけど。』

さすがにちょっと引いた。
しかし内容からして確かに父が雷門中だったことがわかった。
その時のサッカー部の監督が祖父でマネージャーが母だったということも。

『よし!守に言いに行こっと!』

部屋を飛び出すと守の父がいた。

『うわっ・・・っておじさん!』

伯父は笑いながら名無しの頭を軽くなでると1階へと降りていった。

『???』

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あきゅろす。
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