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アニメ沿い鬼道寄り夢小説
4
雷門中に着くと、もう部活の時間になっていた。
夏未に別れを告げた名無しは急いでユニフォームに着替え部室へと向かった。

部室の前に立つと中から守の声が聞こえた。

守「皆ぁー!わかってるなー!!」
「「「「「「「「「「「おー!!」」」」」」」」」」」

名無しは戸をがらっと開け、ぴょんと中へと踏み込んだ。

『燃えてんねっ!』
守「お、名無し!どこ行ってたんだよ!」
『へへ、まあちょっとね!』

守は拳をぐっと握り、ガッツポーズをした。

守「とうとうフットボールフロンティアが始まるんだ!!」
「「「「「「「「「「「「おおー!!!!」」」」」」」」」」」」

じーんと喜びをかみしめる守。


風「で、相手はどこなんだ?」
守「相手は・・・!」

皆が真剣に守の次の言葉を待っている。
名無しもごくんと唾を飲んだ。

守「知らない!!」

呆れて微妙な顔をする一同。

『期待させといて知らないって・・・!』

へっへへ・・・と自分の顔を掻く守。
その時部室の戸ががらがらっと開いた。

冬「野生中ですよ。野生中は確か・・・。」
春「昨年の地区予選の決勝で、帝国と戦っています。」

突然入ってきた冬海の言葉に春奈がすばやく答えた。
守は帝国と戦った学校と聞いてさらに喜んだ。

守「すっげー!そんな強いチームと戦えるのか!?」
冬「初戦大差で敗退なんてことは、勘弁してほしいですね。」
『(むかつく・・・。)』

ああそれから、と冬海がさっと身を横にずらした後ろに
長身でひょろりとした印象を与える少年がいた。

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