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アニメ沿い鬼道寄り夢小説
2
理事長室


『失礼しまーす。夏未、話って・・・。』
夏「誰が呼び捨てにして良いって言ったの?」

部屋の中から聞こえる低い声色の声にびくっとしながら名無しはあはは、と笑った。

『ほら、同い年だし、私ってそういうスタイルだからさ!』
夏「はあ・・・まあいいわ。そこに座りなさい。」


理事長の椅子をくるっと回してこちらを向いた夏未。
名無しは言われたとおりに近くのソファに座った。

『話って?』
夏「貴女、この間の試合で何をしたか、覚えてないの?」

記憶を辿ってみる。
しかし、名無しの頭の中には一生懸命皆の応援をしたことしか記憶になかった。
ということは、

『これって私褒められに来たんだよね!』
夏「違うわよ!」

バン、と机を叩き立ち上がった夏未。
その顔には言わずもがな、だが怒りの表情が浮かんでいた。
それを見て冷や汗を流す名無し。

夏「貴女は尾刈斗中の監督に跳・び・蹴・り!をしたのよわかってる!?」
『あ。』
夏「あ、じゃないわ!まったく、あちらが穏やかに対処してくださったから良かったものの・・・。
  そうじゃなかったら貴女は即刻退部だったのよ!?
  一歩間違えればサッカー部のフットボールフロンティアへの出場もなしだったわ!!」


名無しはそう言われて初めて事の重大さを知った。
深く頭を下げてすみませんでした、と夏未に言った。

夏「謝罪は地木流監督にしなさい。今日は公欠にしてあげるから、今から尾刈斗中に行くわよ。
  貴女への処罰はそのあと決めるわ。」
『はい・・・。』

こうして2人は尾刈斗中へと向かった。

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