アニメ沿い鬼道寄り夢小説
1
朝
名無しはいつもどおり遅刻しないように早起きをしていた。
しかし今日の朝はいつもとはちょっと違う。
鏡の前で制服に着替えながら名無しはつぶやいた。
『フットボールフロンティア、開幕かあ・・・!
日本中の強い中学生達と戦えるんだ!』
思いを引き締めるようにぱんと、軽く自分の顔を叩いた。
よし!と気合いを入れ、自室を出ていった。
コンコン、と隣りの守の部屋をノックした。
『守、朝だよ。』
返事はない。
はあ、とため息をついて部屋の戸を開けた。
『守!遅刻するよ!って、私お母さんみたい・・・。』
フットボールフロンティア〜・・・と寝言を言いながら眠っている従姉弟の顔を見ると起こす気を失くしてしまった。
仕方なく降りて叔母さんに頼むことにした。
『叔母さん、おはよう。』
「あら名無しちゃん、おはよう。守は・・・まだ寝てるわよね、起こしてくるわ。
ごはんできてるから名無しちゃん先に食べてていいわよ。」
『はーい!』
食卓に座り目の前のサンドイッチに手をつけた。
2階から聞こえてくる叔母の怒声を耳にしながらすばやく食べ終えると、歯磨きをして鞄を手にし外へ出た。
家の中からフットボールフロンティアァア!!と叫ぶ守の声が聞こえる。
『近所迷惑・・・;』
秋「名無しちゃん、おはよう!」
『あっ、秋!!おはよう!』
名無しはぱっと顔を輝かせて秋にとびつこうとした、が
秋がそれを防いだ。
秋「あ、えっとね、昨日言うの忘れてたんだけど、夏未さんがこないだの試合の件で話があるって!」
『えぇ?何の話かなあ・・・。』
疑問に思いながらも急いで学校へと向かった。
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