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アニメ沿い鬼道寄り夢小説
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やはり、おかしい。
染岡のシュートにスピードや威力が足りないわけじゃない。
最初はあのGKもついてこれていなかったのだから。
しかし今の染岡のシュートはまるで手の中に吸い込まれるように取られ・・・。


『うーん、やっぱわかんないよ!何で取られちゃうんだろう・・・。』
秋「・・・1年生の皆は、豪炎寺君のシュートなら入るって思ってるけど、私は違うと思うの。」

名無しはすばやく秋を振り返った。

『秋もそう思う!?だってさ、あのGK妙な必殺技使い始めてから余裕のよっちゃんじゃん!
 つまり、シュートのスピードとかパワーって問題じゃないと思うんだ!』
目「言われてみればそうかもしれませんね・・・。
  ですが、染岡君のシュートが決まらず、豪炎寺君がシュートを打たないとなれば一体どうすれば・・・。」

目金の疑問に皆は首をかしげうんうん唸りだす。
4人が悩んでいる中、地木流がまた豹変した。


地「それじゃそろそろ・・・ジ・エンドにしてやるか!てめぇら、ゴーストロックだぁ!!」
「「「「「おう!!!」」」」」

地木流は再び呪文を唱えだした。
それにイライラし始める名無し。

『人が考え事してんのに・・・!』
秋「名無しちゃんおさえて!」
『うぅ〜〜〜〜〜!!!』


グラウンドの皆は風丸の指示で急いで戻り始める。

守「(あと1点取られたら、逆転は難しいぞ・・・!
   負けたらフットボールフロンティアには出場できない!)
  絶対に、止めてみせる!!」

幽谷がゴーストロックのモーションに入ると、また地木流の呪文が頭の中に響いてくる。
そして技をかけられ、やはり皆の足は動かなくなってしまった。

地「マレマレマレ止まれ・・・。」
秋「円堂君!」

地木流の近くにいる名無したちには呪文がはっきりと耳に入ってきた。
何かがプチンとキレたように名無しは方向転換をした。
そしてぎろ、と地木流を睨んだ。


地「マレマレマレ止まれ・・・。」
『うるさい・・・!試合に集中できない・・・!』
春「せ、先輩・・・?」
地「マレマレマレ止まれ・・・!」
『大体応援でもないのにでかい声出すなよ・・・!』

グラウンドではゴーストロックをかけられた皆が抜かれているので余計イライラが募る。

地「マレマレマレ止まれぇ!」
秋「あっ!名無しちゃんダメッ!!」

幽谷が攻め入りシュートをしようとしていたその時だった。

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