アニメ沿い鬼道寄り夢小説
9
尾刈斗中はボールを持ってそのままゴールへと向かってきた。
守「皆、落ち着いて相手の動きを見るんだ!」
ゴールの前は影野と壁山が守っていた。
幽谷が妖しい動きをし始めた。
幽「ムダだ・・・ゴーストロック!!」
ベンチの地木流の呪文が頭に直接響いてくる。
2人とも足が動かなくなってしまった。
幽「これがゴーストロックだ!ファントムシュ――――ト!!」
もちろん守も足が動かない。
何もできないまま尾刈斗中に点が入ってしまった。
審判の笛が鳴ってから3人はようやく解放された。
角「幽谷のシュート炸裂!2対1、尾刈斗中点を返しました!」
守「ゴーストロックだって・・!?」
次は雷門からの攻撃だ。
豪炎寺はグラウンドの中心で警戒していた。
豪「なんだったんだ今のは・・・。」
染「取られたら、取り返せばいい!」
豪「待て染岡!奴らはどこかおかしい!まず動きを見るんだ!」
豪炎寺の話を聞かず走り出す染岡。
豪「くそっ・・!」
染岡を追うように豪炎寺も走り出した。
名無しも豪炎寺と同じように考え、相手のおかしいところはないかよく観察していた。
『(・・・まさか、これが呪い?でもそんなものあるはずない!)』
尾刈斗中のベンチを見やる名無し。
今のところ一番怪しいのは地木流だが・・・あれを止めてどうにかなるとは思えなかった。
また、グラウンドに視線を戻した。
染「また突き放してやる・・・!」
染岡はもう一度ドラゴンクラッシュの体勢に入った。
しかし今度は相手のGKも必殺技を使ってきた。
染「!? ドラゴンクラァッシュ!!」
まるで空間が歪んだかのようにボールは手の中にすっぽりとおさまった。
染「な、バカな!」
豪「なんだ、今のは・・・。」
『ほ、本当に本当に呪いじゃあ、ないよね・・・!』
鉈「これぞゆがむ空間・・・どんなシュートもこの技には無力!」
そう言いながら鉈十三はボールを大きく投げた。
角「尾刈斗中、ボールを大きく返したぁ!
ボールは前線の幽谷へ!カウンターアタックだ!!」
風「しまった!皆戻れ!」
風丸が皆に指示を出すが、幽谷は余裕の表情だ。
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