[携帯モード] [URL送信]

アニメ沿い鬼道寄り夢小説
14
翌日
まだ空が明るい昼下がりのころ。

守と名無しが帰り道を歩いていると道路をはさんだ向こう側に私服姿の豪炎寺がいた。


『あれ?豪炎寺だ。』
守「うん。」

自然と2人は豪炎寺を追いかけることにした。

彼の進む先は・・・稲妻総合病院だった。
2人は顔を見合わせた。

守「病院?」
『もしかして・・・。』


不安になり、病院の中までついていくことにした。




見つからないようにギリギリのところで追っていたのだが、
とうとう姿が見えなくなってしまった。

守「えっと・・・確かこっちだったような・・。」
『ええ?こっちじゃなかったぁ・・?』
守「もっと上の階だったのかなあ・・・?」
『今更あ?』

2人が迷いながら歩いていると突然守の目の前の病室のドアが開いた。


守「うわっ!」
豪「!」
『ちょっと、どうし・・って豪炎寺!』
豪「お前ら・・・。」

守と名無しは申し訳なさそうにへへへ、と笑った。

守「いやあ、その・・・。」


名無しが豪炎寺が出てきた病室にチラ、と目をやると
幼い女の子が寝ていた。
豪炎寺はそっとドアを閉めた。

豪「何しに来た。」
『豪炎寺が病院入ってくの見てさ。
 もしかして怪我してるからサッカーできないのかな、とか思って・・・。』
守「なんか俺ら、心配でさ・・いや、もちろん!
  お前があの一度だけだっていうのはわかってる!
  俺らも誘いに来たわけじゃないんだ・・・。」
『・・・ごめんなさい!』
守「うん、本当ごめん!!」

2人は頭を下げて謝った。
守がそっと顔を上げると病室の患者名が目に入った。

”豪炎寺夕香”


[*前へ][次へ#]

14/18ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!