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アニメ沿い鬼道寄り夢小説
11
夕暮れの鉄塔広場。
守はまた前と同じようだが少し違う特訓をしていた。
名無しは今回は守を手伝わず、祖父のノートを食い入るように見つめていた。


守「ん〜〜〜!!だぁっ!!・・いてて・・・。」
『ブツブツ・・・ここは、多分こういう動きで・・・ブツブツ・・・。』

懸命に特訓をしている守をよそに、祖父のノートを解読しようとしているようだ。

そこへ、風丸がやってきた。

風「やっぱりここにいたのか。」
守「お、風丸うだっ!!!」
『あ、風丸!・・・守何やってんの。』
守「〜〜〜〜〜っ!!」




守と名無しと風丸は並んでベンチに座った。
守がキーパーグローブを外すと、その手は傷だらけだった。

風「練習、変えたのか。」
守「ああ!次の段階さ。」

風丸は守にそっとドリンクを渡した。

守「お、ありがとう!」
風「・・・染岡は、焦ってるんだろうな・・・。」
守「うん。あいつがあんなこと言いだすなんて、思ってなかった。」

名無しは黙って話を聞いていることにした。

風「1年の皆が、豪炎寺を頼るのもわかるよ。
  あんなすごいの見せられたら、俺だって負けられないって・・・。
  もっと頑張って、力をつけなきゃって。」
守「皆、お前みたいに思ってくれたらいいんだけどなあ・・・。」
風「そこを導くのが、キャプテンの役割じゃないのか?」
守「そうだな。」

守はふいに立ち上がった。
名無しと風丸は守を見上げた。


守「皆、今は豪炎寺さえいれば簡単に勝てるって思いすぎてる!
  サッカーは11人でやるってことを忘れてるんだ!」

その言葉で、名無しはふと少し前のことを思い出した。

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あきゅろす。
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