[携帯モード] [URL送信]

アニメ沿い鬼道寄り夢小説
10
部員に尾刈斗中の”怖い”噂を知らせるべく、名無しは全員に呼びかけた。

守「尾刈斗中の怖い噂って、なんだよ?」
春「えと、噂っていうのは・・・尾刈斗中と試合した選手は、
  3日後に全員高熱を出して倒れるとか・・・。」


疑わしそうな表情をする部員達。名無しと壁山だけは青ざめていたが。

マ「高熱を出すぅ?」
守「尾刈斗中の中に、風邪でも引いてる奴がいたんじゃないのか?」
秋「真面目に!!」

しかし秋の一声で皆は少し真剣になった。

春「尾刈斗中が試合に負けそうになると、すごい風が吹き出して、結局中止になっちゃうとか・・・。
  尾刈斗中のゴールにシュートを打とうとすると、足が動かなくなるとか・・・。」


顔面蒼白の名無し。もう聞きたくないと言わんばかりに耳をふさいでいるが、
守に「ちゃんと聞いとけ!」と言われ、しぶしぶ手をおろした。

壁「えぇ〜〜〜〜〜っ・・・。」

壁山は春奈の言ったことを想像したのか、名無しよりも真っ青になっていた。


壁「キャプテン、と、トイレ行ってくるッス・・・。」

周りの皆が不思議そうに壁山を見る中、影野が「呪いか・・。」
とつぶやいた。

『き、君が言うと迫力増すんだからやめてよねぇ・・!』
風「うぅ・・・。」
目「ひぃいい・・!」
マ「うわぁ・・・。」

宍「ホントなんですかね、キャプテン。」
守「噂だよ、噂!」
少「あの・・やっぱり豪炎寺さん・・・。」
栗「そうでヤンスね・・。名無し先輩も出られるかわからないし・・・。」

1年の弱気なひと言に染岡が怒鳴った。

染「なんだお前らァ!
  豪炎寺なんかに頼らなくても、俺がシュートを決めてやる!
  FWならここにいるぜ!!」
半「おう!その勢いだ!
  なんか豪炎寺豪炎寺って、そりゃ染岡も怒るってぇ・・;」
『そうだよなあ、雷門の正式なFWは染岡だもんね!』

半田と名無しの意見は一緒のようだ。
1年は納得しきらないようだが、正論なので言い返せなかった。

マ「ま、元からいるメンバーで頑張るってのも良いと思うけどね!」
守「そうだな。」
宍「でもキャプテン、
  もしあの時豪炎寺さんが来てくれなかったら、俺達廃部だったんですよ?
  今度だって・・・なあ。」

宍戸は他の1年に同意を求めた。

栗「うん・・・。」
少「負けられない試合だって、キャプテンも言ってたじゃないですか。
  尾刈斗中、なんか怖そうだし・・・やっぱり・・。」

栗松も少林寺もとことん弱気だ。

守「皆!人に頼ってたら、強くなんかなれないぞ!」
染「そうだ!」
守「さあ、練習だ!!」
染「おう!!」

1年部員、春奈と秋はまだ、心配そうな顔をしていた・・・。
名無しは少し考え事をしていた。

[*前へ][次へ#]

10/18ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!