アニメ沿い鬼道寄り夢小説
10
鬼道がボールを持っている。
あれを、あれを奪えれば・・・。
最後の力でスライディングをした。
鬼「!!」
『と、取った・・・。』
鬼道の足にあったボールは今は名無しの足元にある。
しかし・・・限界だ。
名無しは倒れてしまった。
鬼「ひやひやさせやがって・・・。」
鬼道がボールを取り返し、身を翻した瞬間、名無しは鬼道のマントを思いっきり掴んだ。
そのままぐいっと引っ張ったので鬼道は倒れこんだ。
鬼「な、何を・・!」
『何を・・・?こっちの台詞じゃんか。』
名無しは鬼道のゴーグルを無理やり外す。
『君らが私の大事な仲間に何をしたか私の目を見て言ってみなよ!!!!』
鬼「!!!」
『なんだ、言えないの・・・?君、本当は――――――・・・。』
鬼「なっ・・!」
ピピ――――――――!!
突然審判の笛が鳴った。
名無しはもう試合続行できない状況だと思ったようだ。
「大丈夫か?まだやれるか?」
『平気です。まだ、やれます!』
名無しは立ち上がり、誰にも見えないように鬼道に向かってにやりと笑った。
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