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アニメ沿い鬼道寄り夢小説
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鬼道がボールを持っている。
あれを、あれを奪えれば・・・。



最後の力でスライディングをした。


鬼「!!」
『と、取った・・・。』


鬼道の足にあったボールは今は名無しの足元にある。
しかし・・・限界だ。
名無しは倒れてしまった。

鬼「ひやひやさせやがって・・・。」


鬼道がボールを取り返し、身を翻した瞬間、名無しは鬼道のマントを思いっきり掴んだ。
そのままぐいっと引っ張ったので鬼道は倒れこんだ。

鬼「な、何を・・!」
『何を・・・?こっちの台詞じゃんか。』


名無しは鬼道のゴーグルを無理やり外す。

『君らが私の大事な仲間に何をしたか私の目を見て言ってみなよ!!!!』
鬼「!!!」
『なんだ、言えないの・・・?君、本当は――――――・・・。』
鬼「なっ・・!」


ピピ――――――――!!
突然審判の笛が鳴った。
名無しはもう試合続行できない状況だと思ったようだ。

「大丈夫か?まだやれるか?」
『平気です。まだ、やれます!』

名無しは立ち上がり、誰にも見えないように鬼道に向かってにやりと笑った。

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