プルト小説
脱獄編(^q^)
ふと気がつくと、牢屋に入っていた。
セシル「うん?;」
ガラハド「くそおぉ!ここから出せ!!」ガシャンッ!
ガラハド君と同じ牢屋か……あぁ、なんだか北の城で監禁されていたのを思い出すなぁ。
鉄格子の先にはバッシュさんが立っていた。
バッシュ「お前達を出すわけにはいかない。なぜならお前達は『ふみゅ』の知られざる事実を知ってしまったのだからな!」キッ!
セシル「えぇっ?;」
(なにそれ?;)
ガラハド「まさか『ふみゅ』があんな事実だとは思わなかったさ…!だがな!だからこそ隠すべき情報じゃないだろうが!!」
セシル「え?え?;」
バッシュ「ほざけ!!『ふみゅ』の事実を知られたからには近々処刑を…」
ドゴオォンッ!
バッシュ「Σむ!?;」
「ハーディスが脱獄したぞー!!」
ダダダダッ!
ハーディス「どけええぇ!!『ふみゅ』を…!『ふみゅ』をどうにかしなければ…!」
「ぐわあぁ!」
「そっちに行ったぞー!」
バッシュ「なにっ!;」ダッ!
ハーディス「うおおぉ!」
バキッ!
バッシュ「ぐわっ!」バタッ!
ガラハド「ハーディスさん!」
セシル「ん?;」
(『お祖父様』って呼ばないの?)
ハーディス「待ってろ!今開けてやる!」ガチャガチャッ!キィッ!
ハーディスは倒れたバッシュから鍵を取りだし、そして牢屋のトビラをを開けた。
ガラハド「ありがとうございますハーディスさん!」
ハーディス「行こう!『ふみゅ』を何とかするぞ!!」
セシル「その『ふみゅ』ってそもそも何なんですか?;」
ハーディス「今はそんな冗談を言っている暇は無い。」キッ!
ガラハド「セシルさん」キッ!
セシル「怒られた;いや、でも本当に知らな……」
ダダダダッ!!
「いたぞー!」
「ジャスティンさん!こちらにハーディス達がいます!!」
ジャスティン「困りますねぇ、『ふみゅ』の真実を知って脱獄なんかされては…。」ニヤリ
ガラハド「お前らは狂っている!!『ふみゅ』をあぁするつもりとか!!」
ハーディス「全くだ!どうかしてる!」
セシル「『ふみゅ』って何なのかなぁ…?;どなたか教えてくれませんか?;」
ジャスティン「とにかく、消えてもらいますよ!!」
ジャスティンは笑いながらハーディス達に襲いかかる!
ガッ!
ハーディス「ぐっ…!」
ジャスティン「はーっはっはっは!残念ですがここまでです!!『ふみゅ』の真実を知ったんですからねぇ!!」
セシル「いや僕は知らな…」
ガラハド「ハーディスさん!」
ハーディス「俺にかまわず先に行けえぇー!!」
ガラハド「くっ…!行こうセシルさん!」ダッ!
セシル「え?え!?;」オロオロ
「逃がすなー!」
ハーディス「ここは通さん!!通りたくば俺を倒すんだな!!」
ジャスティン「一人で何が出来るんですか!!ははははは!!」
ドゴオォッ!ドガッ!
バキィッ!
・
・
・
ガラハド「…ハァ…ハァ…!もうすぐ出口だ…」
セシル「あの…、いまいち状況が急展開すぎて何がなんやら;」
カッ!
ヒールの音が通路に響いた。
通路の先には……
ガラハド「エリス!」
エリス「残念だけれどここは通させないわ。『ふみゅ』の真実を知ったのが運のつきね。」
セシル「いや、その『ふみゅ』って…」
ガラハド「頼むエリス!そこを通してくれ!お前とは戦いたくないんだ!!」
エリス「ダメよ。私とあなたとは敵同士ですもの。殺さないと。」
エリスは冷たくそう言い切った。
ガラハド「………エリスの手にかかって死ぬのもいいのかもな…。」
(ヒソヒソ…セシルさん、俺がオトリになるから逃げるんだ!)
セシル「え!?;ガラハド君…!;」
エリス「まずはガラハド、死になさい。」
ガラハド「………!!」
エリスは剣をガラハドに刺そうとし、ガラハドは覚悟を決めた。
そしてガラハドの胸にあと少しで剣が刺さろうとしていた時…
ピタッ!
ガラハド「………エリス?」
エリス「…ガラハドを殺せるわけないじゃない…!」
カランッ!
剣が落ちる。
ガラハド「エリス!」
エリス「ガラハド!」
二人は抱き締めあった。
セシル「…えーと;」
ジャスティン「龍的光波!!」カッ!
ドンッ!
セシルの背後からまばゆい閃光がガラハドとエリスを貫いた。
エリス「あ…」
ガラハド「ガハ…ッ!」
ドシャアッ!
セシル「エリスさん!ガラハド君!!」
ズカズカ…
ジャスティン「いやはや、これだから女は信用なりません。」ニコニコ
ジャスティンは血だらけの姿で笑いながらセシル達に近付いた。
ガラハド「エリ…ス…」ガクッ!
ガラハドはエリスと共に息絶えた。
セシル「なんて事を!;」
ジャスティン「さて、あとはセシルさん、あなただけですね。」ニッ!
セシル「僕は『ふみゅ』なんて知らないんだ!!本当に!!」
ゴゴゴゴゴ…!!
『ふみゅー!!!』
ジャスティン「あーぁ…どうやら覚醒したみたいだ。地響きもだんだん強まりますねこれ。」グラグラ
ジャスティンは天井を向いた。
どうやら『ふみゅ』は上にいる、そうセシルは思った。
『ふみー!ふみゅーっ!!』
セシル「結局『ふみゅ』はなんなんだ!?;」
ジャスティン「え?やだなぁ、ガラハドと一緒に『ふみゅ』の真実を知っておきながらそんな今さら…」
セシル「本当に知らないんだよ!!;」
ジャスティン「やれやれ、じゃあ簡単に言いますと、『ふみゅ』は「ふみゅー!!」
ハッ!!
セシル「Σわぁっ!?;」ガバッ!
(あぁ……夢か!!;そしてここは…外?)
ジャスティン「あ、セシルさん起きましたか。今日は良い天気ですからねぇ、お昼寝にうってつけですよね。」
グリーヴァ「ふみゅっ♪」ボフッ!
ガラハド「おいグリーヴァ、干した布団の上に乗るなって、こらっ;」
エリス「ふふっ」
バッシュ「グリーヴァ、乗るなら俺に乗れ!さぁ!」
ハハハハ…わいわい…
セシル「はは…」
(結局『ふみゅ』ってなんなんだよ;でも夢でよかった;)
━━━━━━━━━━━━
いや、『ふみゅ』ってグリーヴァの…あ、いや、なんでもない(´ω`)笑
私はなにも知らないからな!ホント!(´∀`)笑
2013/12/17
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