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プルト小説
その2(グリーヴァ+バッシュ他)
―東の村―


グリーヴァ「みゅ」

バッシュ「そうか、クッキーが食べたいんだな?」ニコニコ

グリーヴァ「ふみっ!♪」

バッシュ「あぁ、わかった、晩御飯はカビチシチューがいいのか。腕をふるうから夜は楽しみにしていろ。」ウンウン

グリーヴァ「ふみゅ」コクリ

バッシュ「そうだな、もちろん焼きたての手作りパンもだな。」ナデナデ


ガラハド「なんで解るんだよ;なんで会話成立してるんだよ;」

バッシュ「ふ…。嫉妬かガラハド。まぁ、俺とグリーヴァの仲を妬むのも無理は無いがな。」ニヤリ

ガラハド「は?頭大丈夫かお前;」



マリー「いいな〜カワイイ。」

オカリナ「うんうん、いいなぁ〜ヘル子ちゃん!グリーヴァ君とオソロイのイムなりきり服だなんて。」


ヘルミーナ「えへへ…///♪」テレッ

グリーヴァ「みゅ?」


ジャスティン「負けていられませんね、リレ、こうなったら僕とリレもなにかオソロイの服を着ましょう。」キリッ!

リレ「一人で着てな」ゲシッ!

ジャスティン「あぁんっ!つれないんだから…」

リレ「気持ち悪い声を出すな;」

ジャスティン「ふみゅ?」

リレ「チッ!」イラッ

ジャスティン「ふふ」



ウェダ「ねぇ、そういえばさ…」

ガラハド「え?マジですかソレ!はははは!」


ワイワイ…
アハハハ…



午後、塔の近くでそれぞれが楽しく会話をしているそんな和やかな光景をハーディスとデュランは少し遠くから眺めていた。


ハーディス「…楽しそうだな。」

デュラン「そうですね。それに家族や血縁関係者ばかりですし。」

ハーディス「マリーの血縁関係はどうなってるんだ?」


ハーディスはマリーを見る。
赤毛でロングヘアのマリーは赤毛が大好きなグリーヴァにじゃれつかれて幸せそうに微笑んでいた。


デュラン「お兄さんがライアンさんで…」

ハーディス「あぁ、昔に北の国で会ったことがある。立派な赤毛だったしあんなに赤い髪は初めて見た。そうか、ライアンの妹か。」

デュラン「………。」

ハーディス「……で、ライアンとマリーの両親はエリスやウェダの血縁関係者なのか?」

デュラン「お父さん、気になるなら自分から動いて聞いていって下さいよ;」

ハーディス「あの輪の中にジャスティンの野郎がいるからヤダ。そうだ、エリスに聞こう。エリスどこだ?」

デュラン「駄目ですよ。お母さんは今、ランスロットさんとワグナスさんとローザさんの四人で会議小屋で畑の規模拡大や収穫率、肥料などについての話し合いをしてますから。邪魔したらお母さんのことだ、ヘタしたら1日くらいはお父さんに口をきいてくれないでしょう。」

ハーディス「んー…、じゃあデュラン、マリーを呼んで来てくれ。」

デュラン「どれだけジャスティンに関わりたくないんですか;」

ハーディス「戦い以外ではただのウザい筋肉マザコンだからな。」


     ・
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     ・


マリー「あの、私に何かお話があると聞いたんですが?」ドキドキ
(なんだろう?緊張するなぁ…///;)


ハーディス「マリーは誰と関わりがあるんだ?」

マリー「…はい?;」
(…!?)

ハーディス「関わり。」


デュラン「すいませんマリーさん、お父さんはマリーさんの血縁者やご両親は誰なのかとただ気になってお聞きしたんです;」

マリー「あ、あぁ、そういう事ですか!」ホッ!
(デュランさんがエリスさん似で助かった;)

ハーディス「バッシュでさえもローザと血縁関係があったんだしな。まさかローザの孫がバッシュとワグナスだったとは。」

デュラン「お母さんも何も別に血族関係者で固める村にしようとはしてませんがね。でもマリーさんももしかしたら僕らやこの村の誰かとどこか血の繋がりがあるかもしれません。」

マリー「えっと…、私の両親は父はレオン、母はジャブダルという名前なんです。お母さんは赤毛で…」


ハーディス「待て、レオン?」ピクッ!

デュラン「ん?」

マリー「はい。」

ハーディス「…ちなみにレオンの特徴や顔はどんなだ?」

マリー「父の顔はデュランさんやランスロットさんにとても似ています。それで特徴や性格は……」



     ・
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     ・


―エリスとハーディスの家―


エリス「えっ?マリーとライアンがハーディスの孫ですって!?;」

ハーディス「間違いない。マリーが言ったレオンの特徴は間違いなくオレの息子のレオンだ。で、レオンの子がライアンとマリーだから…」

エリス「ちょっと!レオンの存在とか私は知らないんだけれど!?」
(最近の子ども!?それとも昔の子ども!?なんにせよ私がハーディスについてまだ把握しきれていない部分があったなんて…!)

ハーディス「ん?そうか?」

エリス「そうよ!」イライラ

ハーディス「?」


―塔・2階―


ガラハド「マリーちゃんとライアンの祖父が俺と同じ…!へぇー…!」

マリー「はい、まさか私のおじいちゃん(ハーディス)があんなに美形だったとは///;」

ガラハド「美形は美形でも残念な美形だよ;戦ってる時はやっぱサマになるけどさ。」

マリー「そういえばガラハドさんは…」

ガラハド「あぁ、もう他人でもないんだしさ、『ガラハド』でいいよ。」ニコッ

マリー「そ、そうですか?なら、ガラハド…は、ガラハドの祖父は私と同じハーディスさん、そして祖母は私とガラハドは違うけれどもガラハドの祖母はウェダさんなんですよね?」

ガラハド「あぁ。本当はおばあ様とかおばあちゃんとか呼ぶべきだけど、あんな素敵な妖艶美女に『おばあちゃん』とか呼ぶのはちょっと抵抗がな〜。ちなみにマリーちゃんの祖母のお名前は?エリスも何気に知りたがってるだろうし。」

マリー「実は、おじいちゃんはエリスさんに気を使ってるのか、『もう何百年も前だし会ってないしで名前は忘れた』って一点張りなんです。」

ガラハド「……………。」ゴクリ…

マリー「? どうかしたんですか?;」

ガラハド「マリーちゃん…お祖父様はそんな気の使い方はしないというか出来ない方だ。それは本当にお祖父様は名前を忘れているんだと思う;でも存在やレオンは覚えてるから名前だけキレイサッパリ忘れてるんだろう…」

マリー「Σえぇっ!?;」

ガラハド「お祖父様はかなり昔の人だし、そして何度も下界に呼ばれてはまた呼ばれの繰り返しで、もうずっと会ってないともなると…」

マリー「そんな…信じられない…。」

ガラハド「マリーちゃんは下界で亡くなってこの『あの世』にきてまだそんなに長くはないからその気持ちもわかるけど、お祖父様はもう誰よりも長くいるからな…。でもレオンさんなら絶対マリーちゃんのおばあ様について知ってるだろうからレオンさんに会えたらわかるさ。」


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     ・


―グリーヴァとバッシュの部屋―


グリーヴァ「バッシュ山のぼるー!」キャッキャッ!

バッシュ「来い!登りつくして俺を攻略しろ!///」ハァハァ

ダブルベッドの上であぐらをかいて座っているバッシュを山に見立て、グリーヴァはよじよじとバッシュの太ももを足場にしたり服にしがみついたりで右肩までよじ登る。

グリーヴァ「ふぅ…、よいしょっ、下山するー」ヨジヨジ

バッシュ「〜ああ゙ぁ!!///可愛すぎるぞグリーヴァー!!///;」ガバッ!

グリーヴァ「Σふみゅっ!?」

バッシュはたまらずにグリーヴァを掴んで胸に抱き締め、涎を垂らしながら思いっきりグリーヴァに頬擦りをした。

バッシュ「ふおおぉっ!ふぬおおぉーっ!////;柔らかすぎる!!この極上ほっぺはもはや罪だ!!////」スリスリハァハァ


グリーヴァ「ちょ、バッシュ;」

バッシュ「グリーヴァ、お前が魔力回復して大きくなったら俺と結婚してくれ。な?いいだろう?それにもうずっと夫婦みたいな暮らしをしているんだし。」

グリーヴァ「はぁ?;」

バッシュ「家事も掃除も仕事も全部俺がやる。お前は俺の好みの格好をして俺だけに尽くし、そしてベッドでふみゅふみゅして俺を癒してくれ////もう俺にはお前しか考えられん!!////」

グリーヴァ「結婚はしねぇよ;」
(あ、これはさすがにヤバイ。)


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     ・



ガラハド「大体の事情はわかった;だがなグリーヴァ…それはお前もバッシュにその気にさせたせいもあるんじゃないか?;」

グリーヴァ「いや、だからって男同士はねーだろ;しかもバッシュ!ないない!あり得ないし!」

ガラハド「でもなー、お前もやたら『バッシュすきー!すきなのー!』とかすり寄ったり『バッシュと一緒に寝るー!』つってダブルベッドで足絡ませてバッシュと寝たりしたんだろ?お前にとっちゃバッシュを兄キ感覚でそうじゃれててもバッシュはどっか勘違いしてその気になっちまったんだな;」
(エリスに言うべきか…?;どうすりゃいいんだ;)

グリーヴァ「勘違い、はんっ!甚だしいなバッシュは。」

グリーヴァは鼻で笑い、見下した目で冷たく言った。

ガラハド「Σうわぁ止めてくれ!;そんなイムなりきり服の可愛い姿でそんな冷たすぎること言うなよ!;こんな時こそ『ふみゅ』って可愛らしいこと言え!頼む!;」

グリーヴァ「大体バッシュかオレのどっちかが女ならその気にさせたとかバッシュが熱を上げたとかはわかるがなぁ…、それにお互い大人なんだしオレのじゃれつきが恋愛感情じゃない事ぐらい解るだろうに。あーぁ、なんか迷惑。」

ガラハド「あわわわ;」
(グリーヴァが正しいんだけどもバッシュがなんか可哀想になってきた;)

グリーヴァ「だからってバッシュとの仲をこじらせたくねーし。なんかいい案ない?」

ガラハド「自分で尻拭いをしなさいっ!;」

グリーヴァ「ふみゅっ!?」


―翌日―


バッシュ「グリーヴァ!///」

グリーヴァ「いい加減目ぇさませよ。オレはバッシュとなんて結婚しない。」

バッシュ「Σんなっ!?;」

グリーヴァ「なんか勘違いさせたのは謝る。けどな、フツーに考えてナイだろ。」

バッシュ「やはり俺のことは遊び…だったのか…!」ガクッ!

グリーヴァ「は?もうバッシュとは同じ部屋で生活しないし一緒に寝ない。」

バッシュ「Σそんな!捨てないでくれえぇ!!;頼む!お前がいないと死んだも同然!!」

グリーヴァ「いや死んでるだろ;」

バッシュ「悪いところは直すから!もうお前が寝てる時にキスしたり触ったりとかしないから!!あとお前が脱いだ服をクンカクンカしたりもしないから!!」ガバッ!

バッシュは土下座をした。

グリーヴァ「…フツーに追放モノじゃねーか?;」
(そんなことしてたのかよ;まぁ、オレもガラハド兄ちゃんの服を抱いて寝たりとかしてた時もあったから人のこと言えねーけど;)

バッシュ「グリーヴァ…!ううう…!うぅ〜…!」グスッ

グリーヴァ「まじかよ」

ガラハド「まさかの男泣き…!;」

グリーヴァ「ふみゅっ?♪ガラ兄!♪」

ガラハド「お前は今は龍的光波もなにもできないちびっこだからな。心配して様子見にきたら…バッシュ号泣か;」

グリーヴァ「バッシュ、バッシュとは結婚しねーけど、オレの下僕になるなら今の生活継続させてもいいぞ?」

ガラハド「Σ何様だよ!?;」
(一瞬エリスがダブッて見えた!つーかエリスより女王様発言!!;)

グリーヴァ「ま、下僕なんてイヤだろうからこれで諦め…」

バッシュ「喜んで!////忠誠の証に足の裏を舐めます!////」ハァハァ


グリーヴァ「」

ガラハド「」


グリーヴァとガラハドが白目で絶句しているのをものともせず、バッシュはグリーヴァの下僕になった。

その時のバッシュの表情は文句なしに蔓延の笑みであった。


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バッシュどんだけグリーヴァに…メロメロなんだよ
( ^ω^)笑


バッシュからしたらグリーヴァは最大の癒しでかわいくてしゃーないんです。
一緒に寝るためなら下僕でもいとわない!

ご両親が泣くね
(^ω^≡^ω^)

ちなみにバッシュは男が好きなわけではありません
(^ω^≡^ω^)w

バッシュはMだなウン。

2013/12/9

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あきゅろす。
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