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変態は大変だ
悪魔の仕打ち
純に促され、ベッドの上に座る。


「誰かに抱かれた経験は?」


純は俺の首もとに顔を埋めると、聞いて、舌を這わせる。


「あっ、あるわけないだろ・・・!」


ぞくぞくと、何かが背中を這い上がるような感覚に一瞬で支配された。


「ふうん」


純は器用に俺の着ているシャツのボタンを全部外した。


「すげーいい臭いする。・・シャワー浴びてきてくれたんだ?」


純は俺の髪の臭いを嗅ぐと、そのまま耳元で言った。


「お前が、準備しろって、言ったから・・・!」


純はかぷりと俺の耳を軽く甘噛みする。

ぞくっとして逃げようとするが、いつの間にか掴まれた二の腕が許してくれない。


「あ、耳、やだ」


涙目になってそう言う。


「そう?じゃあここは?」


耳への愛撫はそのままに、純の指はいつの間にかはだけられた右胸の突起を押し潰した。


「・・そ・ソコもっ、やだ!」


「そう?勃ってるみたいだけど」


「それはっ、お前が触るから・・・ひっ」


俺の言葉にはお構いなしに、純は爪先でカリカリとそれを引っ掻いた。

甘くて歯がゆい刺激が俺を襲う。


「逃げんなって」


どさり。力の抜けた体は純に容易く押し倒され、俺は気付けばベッドに仰向けに転がされていた。

俺の上で馬乗りになる純。


「・・・絶景。」


純はそう言って舌舐めずり。

耳をなぶることにも飽きたのか、純の唇は空いている方の胸に向かう。

突起を柔らかい唇で挟まれると、ひっと思わず声が出た。


「おとこの、乳首なんか舐めて何が楽しいんだよ・・・!!!」


精一杯の憎まれ口を言うが、純は俺を無視して舌先で突起を転がし始めた。


「あ、やだっ、やめろ」


こんなところが感じるなんて知らなかった。
くすぐったいような、執拗に与えられる快感を拒絶するように頭をいやいやと振る。

純は突起から唇を離すと、俺の唇を塞ぐように深いキスをした。

無遠慮に侵入してくる舌に翻弄されて、頭が酸欠になりそうだ。
なんだこれ、俺、純とキスしてる。

純の指はそのまま、胸を伝い、腹筋を通って、下へ。
ズボンのチャックを開けられて完全に勃起しているそれを直接撫でられるとびくんと腰が跳ねる。

純が俺の唇を開放すると、どちらのものか分からない唾液が糸を繋いだ。

頭がぼうっとして、力も入らない間にズボンとパンツは容易く脱がされ、


「とりあえず、一回イっとくか?」


「え、あっ、やだ、やだ!」


俺の悲鳴もむなしく、純は何度かおれのモノを上下する。
俺は呆気なく白濁を吐き出した。

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あきゅろす。
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