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変態は大変だ
変態は大変だ
便座に座る純。
その膝の中の俺。

口外しない代わりに、純に体を触らせる。その取引はあまりにも危険だった。

白い清純なブラウスは捲りあげられ、胸は丸出しにされている。
男の乳首を触って何が面白いのか、純は両手の指でくにくにと俺の乳首を転がしていた。

弄られ続けた突起は真っ赤になり、触られる度にくすぐったいような焦れったい快感が背中を駆け上がる。


「乳首、感じる?」


ぶんぶんと首をふる。
絶対、認めてやるもんか。

俺の答えが面白くなかったんだろう。純は両手に乳首をつまむと強めに引っ張った。


「・・・っつあ!」


思わず俺が声を上げる。

すると純は満足そうにくすくすと笑う。


「嘘つき。」


「蒼汰は女の子みたいに乳首でも感じるもんな?」


「・あ、・・やだっ!!」


ぐりぐりと指で押し潰される快感に、ぎゅっと目を瞑って耐えた。


「やだ、じゃないだろ?ほら、こっちだってガチガチじゃん」


純は下半身へと手を伸ばす。
白いスカートを押し上げて存在を主張するそれ。純は器用にスカートを捲り上げると、ボクサーパンツの上から撫で上げる。


「なんだ、パンツは男物か。」


残念そうに言うが、これはこれで、と呟いた。
俺も俺だが、純は純で変態だ。


「シミになってるな」


パンツに我慢汁がしみたのをめざとく指摘され、もう顔から火が出そうだ。

ゆっくりパンツの中に手を入れられ、直接指で握りこまれる。


「、いや、だ・・・!!!」


痛いくらいに勃起したそれに触られる快感に、頭は考えることをやめてしまいそうだ。
純はパンツをずらし、中からそれを取り出した。
外気に触れ、まとわりついた液体が冷たくなる。

純はゆっくりと、手を上下させ始めた。

片手で乳首をくにくに弄られ、もう一方の手でしごかれる。
あまりの快感に、はっはっ、とさっきから上手く呼吸が出来なくて、苦しい。


「男のくせにこんなカッコで、男に好き勝手されて」


「あぁ、も、やめ、」


「こんな感じちゃうとか。お前ってヘンタイだな」


純が羞恥心を煽る。
どくりと、先走りが溢れた。

このままされたら、イく。

口を開いた俺の唇の端から、涎が垂れる。
頬は上気し、目からは一筋涙が溢れた。

体を支えていられなくて純に上半身を預けると、ずるりと体がずれて純と目が合う。

ぼやけた視界の向こうで、ごくり、と純が唾液を飲み込んだのがわかった。


「お前、えろすぎ」


嫌だこんな顔、見せたくないのに。

手の上下のスピードが上がる。

「あ、や、っだめ、イく、イくからっ!!」


「いいよ。イケよ変態」


「ああああぁっ!」


純にくちづけられたと同時に、俺は白濁液を放った。

それから、意識も放り投げていた。

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どうやって帰って来たか記憶がない。
ただ、朝起きると自分の部屋で、しっかり男物の服を着て布団の中にいた。
こんな服持ってたっけ・・・?


昨日のアレは?

・・・夢だったのか?



今は何時だろう、と携帯電話を見るとメールが一件。

どきり。

純からだ。


『昨日は無理させて悪かった。お前気失ってたから、俺の服着せて家帰しといた。お前の服、預かってるからそのうち取りに来て』


やっぱり、夢じゃなかった。
俺の心臓は、どくんどくんと大きな音を立てていた。

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