[携帯モード] [URL送信]

企画
ラブラブ愛してる!!!!(臨帝)
「ねぇ帝人君。お腹空かない?」

「いえ…あんまり食欲がないので…」

「えぇー太郎さんダメですよぉ。ちゃんと食べなきゃ!!!」

プンプンとかわざわざ口で言っている臨也に帝人はため息を吐く。
そもそも甘楽口調で喋られると気色が悪い。

「食事の前に言う事あるんじゃないですか?」

「ん、何かな?」

「………」

満面の笑みで自分を見つめる臨也に帝人は心底呆れかえる。


「この手錠とか外して下さい」

「イヤ」

この野郎!!!!
口にこそ出さないものの帝人は臨也を罵り、ため息を吐いた。



現状を整理しよう。
帝人は目が覚めたら知らない部屋に居た。恐らく臨也の家だろう。
ついでにご丁寧に手錠と足枷に繋がった鎖でガッチリとベッドに拘束されている状態でベッドに転がされている。


簡潔にいうと

「拉致監禁は犯罪ですよ」


「発覚すればね」

満面の笑顔で怖い事を言い出す臨也。

「俺がそんなヘマをするなんて思ったりしてないよね?」

「残念ながらしなさそうですね」

バレたら違う人間に濡れ衣を着せそうだし。
帝人はますます憂鬱な気分に陥ってゆく。

「…人を監禁するのって大変だと思うんですけど」

「帝人君の為ならどんな労力も厭わないから大丈夫。食事もお風呂も排泄も全部やってあげるから」

本気の笑顔に帝人は卒倒しそうになる。


「でも監禁されながら犯人の心配するなんて帝人君は相変わらず優しいよ」

優しさじゃなくて逃げる為の算段です。
と言うわけにもいかず、帝人は曖昧な笑顔を浮かべるしかできない。

「臨也さん。一つ聞いてもいいですか?」

「一つと言わず何個でも構わないよ。俺と帝人君の間柄だからね」

「拉致監禁される間柄ってなんですか」

「いやん。そんな事甘楽さんの口から言えない!!!太郎さんのエッチィ」

気色悪い臨也をスルーして帝人は口を開いた。

「なんで僕を監禁してるんですか?」

「それも恥ずかしいからヒ・ミ・ツ」

「…それ、いちいちイラッてするんですけど何とかしてください」

「バキュラさんみたいなコメント止めてよ」

ケラケラ笑いながら臨也はやっと甘楽口調を止めた。


そして帝人を真剣な目で見つめ

「帝人君が好きだよ。愛してる」

「……全然胸に響かない告白ですよソレ。オチはどの辺ですか?」

「ひっどいなぁ。俺は本気だよ。本気で折原臨也は竜ヶ峰帝人を愛しています」

もし本気でも拉致監禁してはその告白は実らない事は確実。
この人はこんな事も分かってないのだろうか。
そんな風に臨也をちょっぴり可哀想なモノを見る目で見てから

「こんな事したら明らかに逆効果ですよ」

と指摘してみる。


「そんな事ないよ。だって成功させる為に監禁したんだから」

臨也があっさりと言った言葉に帝人はイヤな予感を覚える。

「もう一つ聞いてもいいですか?」

「さっきも言ったけど遠慮しなくていいよ。帝人君は謙虚だなぁ」

「…もし僕が首を縦に振らなかったらどうするんですか?」

「このままだね」

「………ずっとですか」

「そう、死ぬまで。もし帝人君が死んじゃってもその体は大切に愛してあげるから安心して。それとも後を追ってあげようか?」

キモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイウザイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイ!!!!

帝人の頭の中がそれで一杯になってしまった。
末恐ろしい気持ち悪さだ。
背筋からゾッとした寒気が襲ってくる様な気持ち悪さに帝人は身震いする事しかできない。

「俺の愛に感極まってくれたんだね!!!!帝人君の気持ちは分かってる。さぁ早く答えを!!!」

違う!!!
震えてるのは感極まったんじゃなくって恐怖のせい!!!
ついでに臨也さんは何もわかってない!!!!

心の中で大絶叫した帝人であったが、臨也がそれを汲んでくれる訳もなかった。
折原臨也とは完璧な自己中なのだから…


「はぁ…」

帝人は深い深い溜め息を吐く。

「臨也さん。今日、僕の事見てましたか?」

「何のことかな」

しらを切る臨也の態度に帝人は確信する。
目の前の監禁犯は絶対にストーカー行為を働いていたと
そして、そう確信すると臨也の行動も何となく読めてきた。

「園原さんに渡したのは友チョコです。青葉君に渡したのは彼がしつこかったから」

ピクリと臨也の整った眉が跳ね上がる。

「臨也さん。僕の鞄の中見ましたか?」

「人のプライバシーを侵す趣味はないよ」

「…情報屋の癖に何言ってるんですか」

深い深い溜め息を吐き、帝人は続けた。

「僕の鞄、開けて下さい」

「帝人が言うなら仕方ないね」

わざとらしい臨也の口振りに帝人は頭痛を感じながらも更に口を開く。

「開けましたか?」

「………」

鞄を開けたまま固まる臨也の姿を横目で捉えながら帝人は一息に言い切った。

「それ手作りなんです。材料買いに行くの凄く恥ずかしかったんですよ。ちなみにそれ、臨也さんのですから」

鞄から水色のラッピング袋を取り出した臨也が驚きに目を見開いたまま帝人を見る。

「バレンタインチョコが欲しいなら素直に言って下さい」

頬を赤らめ、喋り続ける帝人は臨也の視線から逃れる様にそっぽを向く。

「帝人君」

「要らないならさっさと捨てていいですから!!!ついでに僕も解放してくれると嬉しいです」

「大好き!!!!」

大の大人に抱きつかれた帝人はやっぱり溜め息を吐いた。

「……重い」

――――――――――――――
臨帝です
珍しく病んでません(え?)

めんどくさい臨也ですね
しかも変態ストーカー
カッコイい臨也が好きな人には申し訳ない気持ちでいっぱいです
このサイトのイザイザはキモウザイがデフォみたいでありますm(_ _)m
キモ原ウザ也www←ヒデェ

イザイザは好きって気持ちを素直に表現する方法を知らないまま大人になっちゃったので子供っぽい独占欲でしか愛情表現できないみたいな感じがします
帝人の広い心で受け止めてあげるしかない!!!!!!
臨帝だけど精神的には帝臨?

それにしても帝人が黒いですね(-_-;)


クソ駄文を読んで下さってありがとうございます_(._.)_



[2010/2/4 Up]

[*前へ][次へ#]

3/28ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!