企画
年越し蕎麦を食べたいね!!!(禊宗+-13)
「『もう年末だねぇ』『師走だから』『僕は』『ぜーんぜん走らなかったんだ☆』」
なんてダラダラしながら球磨川は言う。
「私は大掃除しましたよ。ゴミ捨て得意なんです」
「大掃除ぃ?あたしは海派だからよぉ。腐海な部屋を綺麗にするなんてさらさら興味ないね」
「あら、本当に腐らせてあげましょうか?」
「あははっそりゃいい!!!やってくれよ」
江迎と志布志は呑気な会話をしている。
「やれやれ」
そんなダラダラとした教室にため息を吐いたのは蝶ヶ崎。
「もう31日だっていうのに江迎さん以外なにもしてないんですか…宗像さんはどうですか」
「『形ちゃんのお部屋って』『元々なーんにも無いよねぇ』『あそこ寂しくない?』『あ!!』『ひょっとして「君の好きな風に改装していいよ禊君」って事なんだね!!!!!』」
何故か球磨川が代わりに答えてしまう。
「『そんなこんなで』『形ちゃんは大掃除なんて』『やらなくっていいんだ』」
「武器の手入れは念入りにしたよ」
そんな球磨川を完全にスルーで宗像は応えてしまうけれど
「『えぇっ』『形ちゃん!!?』」
「そうなんですか。では年越しの準備は万端なんですね」
「『蛾ヶ丸ちゃんまで!!!?』
『ねぇ』『ちょっと』
『僕をガン無視なんて酷いよ!!!!』『こんな青少年健全化の反対を行く』『イジメ表現は』『いけないと思います!!!』」
「まだ。やっぱり年越し蕎麦を食べないと」
「お蕎麦!!!私も食べたいです」
「『えー』『無視はダメだってばー』」
「あたしは天ぷら蕎麦がいいな」
「『皆』『酷いよー』」
嘆く球磨川を無視して四人は盛り上がる。
それはいつもの事で、誰も気にしたりはしなかった。
来年もこんな感じで毎日が続いていけばいい
などど過負荷らしからぬ平凡な願いを抱き、蝶ヶ崎は言った。
「まだ時間ありますから。皆で蕎麦でも作りますか?」
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ほのぼのしたかった
[2010/12/31.Up]
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