企画
クリスマスラブラブデートに行こう!!(禊宗)
「『形ちゃん形ちゃん!!!!』『見て見てコレ!!!!』『クリスマスラブラブデートプランだって!!!!』」
物凄くいい笑顔で雑誌の紙面を宗像に向ける球磨川。
「『ねぇ』『いこうよー』『僕と形ちゃんがラブラブだってトコ宣言しに行こうよー』」
「いやだ」
けれど宗像はばっさりと切り捨ててしまう。
「『どうして!!?』『こんなに楽しそーなのに』」
「…………だって、君とラブラブデートをする意味が分からないじゃないか」
「『なんだい』『なんだい!!!』
『形ちゃんったらツンデレ!!?』『ツンデレな形ちゃんも可愛いけど僕としてはクーデレ希望』
『はい!!!早くデレて』」
バシバシと自分の座る机を叩く球磨川はマイナスとは思えない位に普通の男子高校生で
それを嫌がる宗像もアブノーマルではない普通の男子高校生みたいで
けれど、それを目撃してしまった行橋は仮面の下で思いっきり顔をしかめた。
空っぽの穴みたいな電波を垂れ流す球磨川
殺意のみで占められた電波を垂れ流す宗像
この二人の組み合わせは非常に負担が強い。
さっさと離れよう。
そう心に決めた行橋だったけれど
「『あ!!!!』
『僕分かっちゃった』『形ちゃんってば』『僕と二人っきりで』『イチャイチャ』『18禁なことがしたいんだね!!!』
『形ちゃんの気持ちが分からないなんて』『僕ったら』『彼氏失格☆』」
あまりにも勘違い甚だしい球磨川の言葉に思わず行橋は
「それ違うっ!!!!」
とかツッコミを入れてしまった。
その後、歪んだ電波を受信し続けた行橋が寝込んだのは言うまでもない。
―――――――――――――――
行橋はショタ可愛い!!!!
球磨川と宗像に挟まれてグッタリしてたら
とても可愛いと思います
[2010/12/26.Up]
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