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企画
決戦は14日:当日B寿司屋前

人でごった返す60階通りを歩き続けた帝人は見慣れた巨体を発見した。
ロシア寿司の看板男?サイモンだ。

「よってらっしゃーい。安いよ安いよー」

相変わらず妙な客寄せをしている。
そのせいなのだろうかサイモンの周りは人が微妙に少なかったりする。

「あっれ竜ヶ峰君じゃなーい」

サイモンの元に駆け寄ろうとした帝人の肩を叩いたのは狩沢。

「今一人?やーねー寂しいわねー」

ケラケラと笑う狩沢も一人だったりする。

「今日は一人なんですか?」

「そうなのよ。ゆまっちは徹夜でゲーム買いに並んでるし、渡草はルリルリコンサートに行ってるし、ドタチンなんて仕事よ仕事!!!可哀想よねー」

「忙しそうですね…」

「あはは。ドタチン以外遊んでる訳だけど!!!」

笑い続ける狩沢は何かを思いついたのか、ポム、と手を叩いた。

「そーだ!!!お姉さんとバレンタインデートしない?」

「は?」

「大人のお姉さんがバレンタインデートをエスコートしてあげるわよ」

「………アニメイトにですか?」

「そのつもりだけど」

何か問題ある?とでも言いたげな自然さに帝人は頬をひきつらせた。


・狩沢について行かない→P23へ
・狩沢について行く→P24へ


―――――――――――――
大問題発生
狩沢姉さんが渡草タソをなんて呼んでるのかわからない……




[2010/2/14 Up]

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あきゅろす。
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