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企画
決戦は14日:当日@自宅にて

「バレンタインかぁ」

TVの垂れ流すバレンタインデート特集とかいうどうでもいい情報を観ながら帝人はぼんやりとしていた。
先週のチョコ寄越せコールとは裏腹に今週は平和なものだった。
変態ストーカーの姿も見えない。


「園原さんと行ってみたい…」

と呟いた帝人はボッと顔を真っ赤にして首を左右に振る。

「…誘える訳ない…」

ヘタレな自分の情けなさに涙が出てくる。もし紀田君がいたら三人で何処かに行っていただろうか。
などと考えた帝人は肩を落とした。

連絡の取れない幼なじみの事が気になって仕方がない。
最近はチャットでもあまり言葉を交わす事がなかった。


「早く戻ってきてよ…」

一人きりの部屋でそう零した帝人はTVを消した。
紀田君ならこんな場所でナンパする。だとか想像してしまう自分が何となくイヤだったから。


・立ち上がる→P16へ
・静かに目を閉じる→P22へ

―――――――――――――
という訳でいきなり暗いです(笑)
早速の分岐であります
誰がどこに居るのか分かりづらいですねm(_ _)m




[2010/2/14 Up]

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あきゅろす。
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