復活!
06:レヴィ視点
ボスに今回の任務の事を報告した。
ボスは何やら、急いでいるらしく俺の報告もそこそこに談話室から出ていった。
今回も褒めてもらえなかった……

「なーなー、レヴィ。王子、聞きたい事有るんだけど〜。」

ラウラも待っているしボスもいないし、さっさと談話室を出て行こうとしたら、ベルフェゴールに話しかけられた。

「なんだ?」

「シシシッ、ロリコンになったって本当〜?」

「ろっ、ロリ……?」

「あっら〜。ダメよ、ベルちゃん!こうゆうデリケートな問題はこっそり外堀から埋めてかないとー!」

それは、なんか違うくないか?
割り込んで来たオカマもといルッスーリアは楽しそうに笑った。

「俺はロリコンでは無い!」

「えー、つまんねー」

「でも、レヴィが小さい女の子を連れてるのを見たって言う目撃談が多数報告されてるのよ?」

女は噂好きだが、オカマも噂好きなんだな。
このオカマは、職権乱用までして噂を集めるからタチが悪い。

「ラウラの事か?ラウラは部下だ。」

「あら、ラウラちゃんっていうの?可愛い名前ねぇ!」

「それにラウラは小さい女の子じゃない。もう十歳くらいだ。」

「シシシッ、王子が入隊したのは八歳だから、王子の勝ち〜!」

「今度連れて来なさいよぅ!お菓子ご馳走しちゃうわぁ!」

「機会があったらな。」

予想外に遅くなってしまった。
ラウラは待ちくたびれていないだろうか?

(俺はロリコンでは無い!)




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