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長編小説
2
公園の芝生に千尋は押し倒される。

手や足をばたつかせながら抵抗し、犯人…強姦魔の顔を拝んでやろうと思ったのだが、逆光で犯人の顔に影が落ち見る事が出来なかった。

また強姦魔はと言うと、千尋の抵抗など気にせず、衣類を剥いで行く。

余裕あるような犯人であるが、やっぱり脱がせにくいようで、着ていたシャツを襟元から引き裂いた。

肌が晒されて、ますます千尋は焦る。

強姦魔は露になった千尋の白く透き通るような肌に、唾をゴクリと飲むと、細い首筋に舌を這わせ、時折吸い付いて、赤い跡を残す。

「やだ…離…せよ…」

巧みな舌技で、千尋を翻弄する。

手はイヤらしく両胸を撫でている。

そうして行くうちに、軟らかかった乳首が芯が通った様に硬く立上がる。

「…あっやっ…だ…め…」

千尋は淫乱でそして感じやすかった。
その上、先程まで隼人とHをしていたので、いつも以上に体は敏感になっているし、もう一回する事を望んでいた分、身体が喜んでいる。

相手は大好きな隼人ではないのに…。

更に強姦魔の行動はエスカレートして行く。

硬くなった乳首に、犯人は食らい着いた。

「あっあぁっ!」

歓喜の声を千尋はあげてしまう。

すると、ククッと犯人の笑う気配がする。

悔しさで目に涙が浮ぶ。

強姦魔は乳首を舌で舐め転がしながら、時には強く吸い付き、噛み付く。

もう一方は、指で強く摘んだり、押しつけたりと好き放題していた。


「いや…ホ…ント…やめ…て…」

千尋の懇願と体の反応は、本当にどうしょうもない程、真逆で強姦魔はイヤらしく、蔑む様に笑った。
胸の愛撫はそのままに強姦魔のもう一方の手は、千尋の股間を撫でる。

「あぁん!やっ…いやぁ」

このままでは、本当に最後までされてしまう!

乱れながらも、千尋は思案し始める。

良い案が思い付いた時、ジッパーを下ろされる音が耳につくと、強姦魔の手が、パンツの中に侵入し、勃起し濡れてしまっている千尋を捕らえると、焦らす様に弱々しく撫でる。

手慣れているこの男は、何度かこの手口で、犯行を重ねているようだ。

千尋は作戦に移る。

「あっやぁ…焦らさないで…早く早く…い…れて」

瞳をうるうるとさせて誘う。隼人に使っている手だか、あまり効果がない…。

果たして、この男には利くだろうか?…と不安を覚える。

が、それは強姦魔の股間にはズドーンと衝撃を与えたようで、急いで自分のズボンに手をかける。

狙い通りの隙が出来た。千尋は強姦魔の股間を蹴り上げる。

「〜〜〜っ」

悲鳴も上げられず、そこで蹲る。

その隙をつき、自分の鞄を拾い上げ、その場を大急ぎで離れた。

走りながら、千尋の涙は止まらなかった。





まだ続く

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