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◆短編
正義のミカタ2※R18
「ひぐっ、ぃ……い゛ぃ」

今まで感じた事の無い気持ち悪さにレッドは身を捩り、悲痛な声を上げた。
尻穴を指でヌグヌグと抉られるなど考えたこともない。

「痛みはないはずなんだけどねぇ。ああ、勿論筋弛緩剤なんて無粋なモノは使っていない、アレは便利だけど締りが緩くなってしまうからね。媚薬でトロトロに意識を蕩けさせてから処女も童貞も無為に消費させてあげよう」

「や、いやだぁあっ!!! ぎぃっ!」

不意に尻穴を突く指がクンと曲がり、媚薬に反応した前立腺をコリコリと刺激する。
勿論レッドはそんな所に性感を刺激する部位がある事などは知らないが、仮にもドクターと呼ばれるジェレミーはその部位を当たり前のように知っていて、わざと擽るように甘く刺激していた。

「あ、ぎ、ぃいい……っ、んぁああっ!」

「はははっ! 尻穴を弄られて随分いい声で鳴くじゃないか!」

「ちがぁ、ぃ、ちがぅ、ヒィ……んンっ!」

内壁で指を器用に動かすとジェレミーは指で前立腺をピンと弾く。
硬い爪が気持ちのいい箇所に触れるとレッドは無様に腰を突き出し、先端からトロトロと蜜を零しながらペニスを上下に揺らした。

そこを弄られれば逆らえないと知らないレッドは必死で快楽を否定しようと努力しているが、人の意志ではどうにもならない部分が次から次へと快楽を伝えてくる。
食いしばった口端から熱く甘い吐息と共に、トロリとヨダレが垂れた。

「違うのかい? じゃあきっと淫乱だ、こんなにいやらしく腰を蠢かせてもっとして欲しそうに勃起させてるなんて淫乱じゃないと説明がつかないからねぇ!」

「んぎっ、ひぃんっ!!!」

刺激を欲しがり腰をカクカクと揺らすレッドのペニスを乱暴に掴みあげ、ジェレミーは乱暴に扱きあげる。
手に付着した媚薬がペニスからもしみこむだろう事はわかっていたが、判っていてなお止めるつもりはないらしく、媚薬がついた指の腹で鈴口をクルクルと撫でた。

「あ゛ぁあああぁああっ!!!」

カッと目を見開きボロボロと涙を零しながらレッドが叫ぶ。
口の端からヨダレを垂らしながら首をブンブンとふりたくり、快楽を必死で否定しようとするけれど次々に身体を襲う快楽に次第に意識が陥落されていく。

敏感な粘膜から吸収された媚薬がレッドの身体の熱を上げ、感度をどんどん上げている。
キュウキュウと指にしゃぶりつく尻穴も今では違和感すら感じず、すでに性器と言ってもいいほどに熟れていた。

ジェレミーは尻穴に突き入れた指を開き、やわらかさを確認する為に内壁を撫でる。
しっとりと濡れた内壁はヒクヒクと蠢き、もっと強い刺激を欲しがってトロリと淫らな糸を引いた。

「これで準備は完了。これ以上慣らす義理も無いし、突っ込ませて貰おうか」

「や、ぁ……、やらぁ……」

呂律の回らないたどたどしい口調でレッドは必死に懇願するが、その弱々しい様子に興奮したらしいジェレミーはブルリと身を震わせる。
眦を伝って落ちた涙を舌で舐めとりながら、指先でピンとペニスを弾いた。

「きひぃいっ!」

「こっちは後回しで先に処女からだ」

「やらぁあっ! やめて、いやぁああああっ!!!」

痛みなら耐えられる。
苦痛なら慣れている。
逆境なら乗り越えられる。

だけどこんな強い快楽は壊れてしまう。


本能的な恐怖で泣き叫ぶレッドの前でジェレミーはことさらゆっくりとジッパーを下ろし、己の雄を取り出した。

それを一言で表現するのなら醜悪。
反り返ったペニスの裏筋にはボコボコと丸い突起が連なり、亀頭は普通の人間ではありえないほどに張り出している。

なにより特筆べきはその大きさだろう。
成人男性よりも2回りほど大きいそれは黒光りし、いやらしく白く濁った蜜を垂らした。

「ひ、な、なんだそれっ!」

「素晴らしいだろう? 自分の身体を使って実験を行った成果だよ! 君の身体に投与した媚薬は私の精液から作られているから私には効かないのが難だがね」

硬く張り詰めた醜悪なペニスをシュ、シュッと扱きあげながらジェレミーがレッドの背後に回りこんだ。

「ひぃ……っ!」

ヒクヒクと戦慄く尻穴にペニスの先端が触れる。
ジェレミーは背後からレッドの顎を掴むと視線を正面に固定させた。

「……ッ! ぁ、あ、あああっぁ、うぁああああああっ!」

身を震わせたレッドから搾り出すように悲痛な悲鳴が上がる。
そこにあったのはあられもない姿で今にも雄を突き入れられそうになっている自分の姿で……。

苦痛に痛めつけられているだけならまだしも屹立するペニスは確実に快楽を感じている。
好きでもない相手、それどころか確実に敵といえる男に犯されかけている状況なのに、浅ましく勃起して蜜を垂らす自分を見ていられず、レッドは激しく首を振って状況を否定しようとした。

「ちが、違う! こんなの違うぅううっ!!!」

「何が違うものか、この浅ましい姿が本当の君だ! 君にも見て欲しいからねぇ、処女を喪失するなんて一生に一度の機会だよ? まあ普通の男は一生処女なんて喪失しないんだろうけどさぁ! ハハハハハハッ!」

「やだ、こんなのヤダ、いやだぁああアアアアアアあっ!!!」

「嫌だといいながら尻穴はペニスの先っぽを美味しそうにしゃぶっているけれどね」

触れ合った箇所がクチュクチュといやらしい音を立て、少しだけ開いたレッドの尻穴は淫らな粘液を垂らしながらジェレミーのペニスに絡む。
その動きは無意識だったが、刺激を欲しがる身体はレッドの精神を裏切ってジェレミーに縋りついていた。

「ぅ、あ……」

愕然と鏡に映る浅ましい自分に気付いたレッドの身体から力が抜ける。
その隙を見逃す事無くジェレミーの男根がレッドを貫いた。


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あきゅろす。
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