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◆短編
優秀な元部下2※R18
「でも何故腕を拘束した? 元々私は自由に動きまわれる身体ではないから必要ないだろう」

「俺が本気だと知ってもらいたくて」

「別に疑ったりしない」

「気付いてくれなかった癖に」

「誰が好き好んで身体の不自由な私なんかを選ぶと思うものか」

「俺が」

「変わり者だな」

正直に言えばゲテモノ食いだ。
彼は私の身体の全てを見ている。

醜く引き攣った傷口も
失ってしまった脚の付け根も

醜さを知ってそれでも欲しいなら、惜しむような物でもない。

「好きにしろ」

「え?」

「ただし私は初めてじゃないからな?」

「えっ!? だ、誰とですか!」

「ノーコメント、騎士団は女子禁制だからそういう奴らの巣窟だぞ? いままで良く無事だったな、お前」

「おかげさまで……、ってええっ!!!」

愕然とする彼にツッと左足を伸ばし、指先で務めて優しく股間を撫でる。
体格に見合った大きさらしく雄々しいそこは、すでに少しだけ膨らんでいる気がした。

「う、……ぁ!」

「大きいな?」

「た、隊長……」

「高潔な騎士ではないと幻滅したか?」

「……いいえ、興奮します」

「変態め」

足先でグッと性器を踏み躙ると、ググッと押し返すように彼のペニスは硬くなる。
興奮を含んだ荒い吐息と一緒に唇を重ねられ、貪るように激しいキスをされた。



「ん、ぉ、おお……」

久しぶりに受け入れる他人の性器は彼自身の持ち物の大きさも手伝って多少辛く、解いてもらった腕でシーツをギュッと握り締める。

受け入れやすいように背後から横抱きにされた身体の太腿を軽々と持ち上げられ、彼からは見えないだろうが興奮した私のペニスもフルンと揺れた。
メリメリと割り開くペニスの熱さでやけどしそうだ。

「んぁ、あ、あ、隊長としてる、あ、ああ」

「ひぐっ、あ、まだ大きくなるのか……!」

ゴリゴリと内壁を擦りあげるペニスの感覚に、全身に汗が浮かぶ。
体内から破壊されてしまうのではないかと思うほどの雄々しさに、うっすらと恐怖が過ぎる。

「は、ぁ……あ、あ、中……きつい、です」

「んんっ! んぁ、もっとゆっくりして、くれ」

ズッ、ズッと彼のペニスが体内に侵入してくる感触はまるで私の全てを支配しようとするかのように荒々しいのに、俺に触れる手の感触は泣きたいほど優しい。

受け入れる快楽に悶える俺の胸を彼の掌が弄る。
普段は剣を握る無骨な指が俺の乳輪をなで、小さな乳首を器用につまんだ。

「んぁっ」

軽く、ほんの少し軽く引っ張られ、俺の身体はビクリと跳ねる。
下肢で結合している為身体自体は離れなかったが、刺激でくわえ込んでいたペニスをキュッと締め付けてしまった為に後唇がズクンと疼く。

「胸、気持ち良いんですか?」

「あまり触れられたことが無いからわからない、でも、今のは気持ち、良かった」

正直な感想を言うと、彼は乳首をつまんだ指をかしゅかしゅと蠢かせ扱きたてた。
柔らかく優しい快楽はもどかしく私を攻め立てる。

「あぎっ、あぅう……っ!」

びく、びくと身体は揺れ、その度にいやらしく彼のペニスを締め付けてしまう。
それに楽しさを覚えたのか彼の手で幾度となく弄られた乳首はプクリと脹れ、グミの実のように赤く勃ちあがる。

「んぁ、ああ、あ……」

口から零れるのはすでに快楽に濡れた喘ぎだけで、初めこそその長大さに引き攣っていた後唇も今ではしゃぶりつくように蠢く。
自分の身体の淫らさに苦笑しつつも彼の与えてくれる快楽に酔った。

「ぐ…、あ、隊長、俺、もう……」

「イきそうか? イっていいぞ?」

初めてではないのだろうが不慣れな感のある彼は、すでにガチガチに硬くなったペニスからとろとろと先走りの蜜を零している。
私の腹の中でビクビクと震えるペニスの限界が近いのだろう事はわかっていた。

「……顔」

「ん?」

「顔を見ながらしたい、です」

まるで初心な子供のような言葉。

ああ、でも悪くない。
初めて恋をした時の甘酸っぱい感覚を思い出して、胸がじわりと温かくなる。

失った腕と脚の事を偲ぶばかりで、前を向いていなかった自分を思い知らされ情けなく思う。
この歳になっても教わることばかりだ。

一旦彼にペニスを抜いてもらうと、右腕にグッと力を込めて身体を起こすとズリズリと引きずるようにして体勢を変えた。
彼の視線を全身で感じながら、ゆっくりと移動する。

彼は手を出さなかった。
私が自発的に動く事を喜んでいるのかもしれない、真意はわからないけれど、今はそれが有りがたい。

時間をかけて身体を仰向けにすると、疲れもあってふうとため息が出た。

「この身体には中々ハードだな」

「嬉しいです」

「うん?」

「俺の為に隊長が頑張ってくれたのが、凄く」

満足そうに笑む彼の首を軽く引くと、唇を耳に近づけて努めていやらしく囁いた。

「まだ満足している場合じゃないだろう? 最後までしっかり終わらせろ」

慌てる彼に苦笑しつつ、私は脚を開いて誘う。
全身の至る所まで見られているのだ、今更恥かしくも無い。

どうせなら中まですべて知ってもらおうじゃないか。

「おいで?」

にやりと笑った私に彼の喉がコクリと音を立てて上下した。

ヌチュ、と濡れた音を立てて擦れあう結合部に肉体的ではない充実感を感じる。
今の自分でも誰かの為になれる、精神的な充足。

ズ……、

「ふぁああ……っ」

熱く硬い楔が後唇に打ち込まれ、熟れた内壁が鋭い快楽を全身に拡散させる。
ビクビクと震える身体の中心で健気に引く付いていたペニスを彼の手が優しく撫でた。

「んお、お……っ、だ、めだ、そこ弄ったらぁあぁ……っ!」

「隊長も感じて…、もっと俺で気持ちよくなって下さい」

「あぎぃっ、いぃっ!!!」

グチュグチュと後唇を突かれながらペニスを激しく扱かれて、獣のような雄たけびをあげる。
きつく締め付けてしまった内壁の奥で彼のペニスが戦慄くのを確かに感じた。

「く、ぁあああぁ…、んぁあっ!」

「……っ、ああっ!」

がくんと大きく震えた身体がふわりと浮く感覚がして、私は性を解き放った。
射精と同時に擦られた所為で精液が胸元まで飛び、飛沫が頬を打つ。

そして同じタイミングで彼の射精したのか、腹の奥がじわりと熱い。
さすがの若さというべきか、びくっびくっとペニスが震える度に精液が内壁を打ち、腹の中を白く染めていく。

「ん、……は、はぁ…」

気持ち良さそうな息を吐き出しながら彼のペニスが後唇からツポンと抜けた。
内壁の律動にあわせて奥から精液が降りてくる感触にふるえつつ、俺も荒い息を整える。

久しぶりだったというのを除いても、非常に気持ちが良かった。

「隊長……」

スッと近づく顔に私から口付ける。
セックスまでした後だというのに恥ずかしいのか、彼は頬をほんのりと赤く染めた。

「は……ぁ、少し休ませてくれ」

「あ、はい、じゃあ風呂の準備を……」

「ん? もう満足なのか?」

「え」

部屋から出ようとした彼に、彼の子種をトロリと垂らす秘部を指で広げて見せ付ける。
ぎょっと見開いた目でこちらを見ながらも、彼のペニスがムクムクと硬度を取り戻していくのが見てわかった。
おお、若い若い。

「最近禁欲生活だったせいでまだ足りない。お前はもう満足か?」

彼は薄く口を開き、言葉を発さずに笑う。
大股で俺に近づくと嬉しそうに私のペニスを撫でる、私のペニスもまたいやらしく反応していた。

「いやらしい隊長、素敵です」

「満足させろ、……命令だ」

「はい……!」

そんな命令なくてもきっと満足させてくれるだろう事はわかっていた。

なにせ彼はとても優秀なので、ね?


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あきゅろす。
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