[携帯モード] [URL送信]

◆短編
さて?※R18
小スカ有り



「ふ、ふぅ……ぁ、あああ、あ、あ、見ない、で……」

「嘘付け、見て欲しいんだろ? 脚開けよ」

乱暴に革靴で閉じかけた脚を開くと、腹に付きそうな程したペニスがブルリと揺れた。
態度こそ小さいくせにナニはでかい。
興奮しているのか、先端は濡れて怪しく光り、裏筋は血管でバリバリだ。

「えろ……、何で勃ってんの? なあ?」

「あぁぁ……、ごめんなさい、ごめんなさ……」

「ごめんじゃなくて、俺は何で勃ってんのか聞いてんだよ」

謝るくせに萎えない。
本当にどMだな、こいつ。

「なあ、なんで」

「あ、ぁ……、あの、……っ」

「……何見た」

「―……っ! ……ヒィ!」

ダァン音を立てて開かれた脚の間に、思い切り足を下ろす。
靴の切っ先がペニスに触れるか触れないかのギリギリを狙ったので、衝撃も相当だっただろう。

「あっ、あっ……あっああぁ」

いきなり慌てはじめたと思ったら、まあ恥ずかしげも無くお漏らしですか。
見てるこっちが恥かしいよ、まったく。

「……おいおい、いい年してお漏らしかよ。恥ずかしくねぇの?」

「ひぎぃいいっ!」

もらした尿で汚れてしまった靴はどうせ洗うか捨てるかしなければならない。
それならば有効活用してやろうと、今だ放尿を続けるペニスをグリグリと踏みつけた。

「豚みてぇに鳴くな、変態。ちったぁ可愛く鳴いてみろや」

「あぎゃ、ぎ、ひぐ、ぐ、ぎぃ……」

全く可愛くない。

見開かれた目でこいつは踏みにじられるペニスを見つめる。
果実のように赤く色づいた亀頭からはだらだらと尿と先走りを零しながらも、もっと強い刺激が欲しいのか達するわけでもない。

まあ、普通に考えれば踏まれているだけで達する方が異常だ。
普通ならば。

「きめぇ、とっととイけ」

踵でグリリと玉を踏んだ。
感触が気持ちいいような、悪いような。
俺ならゴメンだ、絶対痛いもん。

「あぎゃあ゛あ゛ああぁああああ!!!」

身体をビクビクとイカレたみたいに震わせながら、グチョグチョに濡れたペニスの先から精液を飛ばす。
この酷い状態に快楽を感じられるなんて本当に特異な体質だ。
捻りを加えてなおも嬲ると、ビュクビュクと音を立てた激しい射精で靴が白く染まっていった。

「汚ね……」

眦に涙を溜めながら、身体を震わせる奴の口元に靴先を向ける。

「綺麗にして」

暗に自分の出したモノを舐めろと言っているというのに、奴は嬉しそうに微笑むと、口を開き嬉しそうに靴に舌を這わせた。

だからさ、



何で勃つの?



「なんで人がションベンしてる所覗きにくるの?」

「だって…………、見たい」

「止 め ろ って言ってるよね? しかもさ、見るだけじゃなくて、毎回オナってるよね?!」

「だって、だって見てたら、お前のペニスの先からおしっこ出てるなんて、出てるなんて、あ、ぁ……」

「話が出来ないから勃起させんな、馬鹿!」

「ヒィッ! あ、足で押さえるなんて、足、あ、痛いの、……イイッ」

「ちぎるぞ、コラ」

「えっ……」

「……嬉しそうにするな」

「そ、想像したら……、出そ……」

「てめえの価値なんかそのデカイペニスしかねぇんだから、無くなったら別れるからな! 最近踏まれる以外の使い方してねぇし、俺はすっかりご無沙汰で腰が平和なんだけど!」

「え、やだやだ。捨てないで……」

「じゃあ覗くなよ」

「…………」

「返事しろよ」

「……い、いやだ!」

「なんでこんな所だけ強情なんだよ?!」

「愛ゆえに?」

「そんな愛捨てちまえ!!!」

なんで俺、こんなアホの恋人してるんだろう?



[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!