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◆短編
乙女思考とその結末1※R18
乱暴に掴まれたシャツのボタンが飛び、横に引かれた布地がビッとほつれる様な音を立てた。
柔らかいマットレスに押し付けられた背中は痛みこそないものの、打ちつけられた衝撃で一瞬息が止まる。

「いっ、いやっ、嫌だっ!」

「うるせぇ、ここまで着いてきてカマトトぶってんじゃねぇよ!」

「ひっ!」

ズボンの上から性器を膝でゴリゴリと刺激され、喉が掠れた音を立てた。
身体は自分でもビックリするぐらい小刻みに震えて恐怖を訴える。

ジ、ジジ……

「あ……、ぁ、やだ、やだぁっ!」

ゆっくりと音を立てて下ろされるジッパーの音に首を振って拒否しようとするが聞き入れられず、制止しようと伸ばした腕は乱暴に振り払われた。

「嫌がってる癖に少し勃ってるじゃねぇか、期待してるんだろ?」

「ちがっ、違う……も、んっ!」

「はっ、『もん』とか言っても全然可愛くねぇし」

指でクイッと布地を引っ張られ、下着の隙間からチンコを取り出される。
恐怖に縮み上がって萎えたそれは、包皮に包まれたままの情けない姿を彼の眼前に晒していた。

「皮っ被りで可愛いじゃん、お前のチンポ」

「う、……ぅう……」

羞恥に全身がカアッと熱くなる。

チンコの先端を指の腹で押さえられクニクニと上下に弄られると、他人の指の動きになれない僕のチンコはヒクヒクと反応してしまう。
感じたくないのに、身体は心を裏切って感じている。

「中々デカイし勃起したら剥けるんだろ? 剥いてやるよ」

「え……っ、うああぁっ!」

急にチンコがねっとりとした感覚に包まれて、腰から下を蕩けさせるような快楽に包まれた。
何が起きたのかと慌てる僕の目に映ったのは、想像した事しかなかったフェラチオの場面で、彼の口の中に、僕のチンコが、出たり、入ったり……

血の気が一気に下がる。

「や、だぁっ!!! 舐めないで、舐めないでよぉっ!」

「うるふぇえあ、んぷ……、はふ、ぅ、」

「くひぃ……――っ!!!」

亀頭の周りをなぞるように舌を包皮の中に突きいれられ、眩暈がする程の快楽にガクガクと腰が震えた。
お風呂に入った時とオナニーする時、それにおしっこする時くらいしか自分でも触らないそこを舌で丹念に嬲られる。
汚いはずなのに彼は全く気にした様子がなく、チロチロと舌を動かし愛撫していく。

「ん……、はぁ、チンカスの掃除くらいちゃんとしろよ、包茎。それにすげぇおしっこの匂い、クラクラしそう」

「そ、そんな事……っ!」

「あるんだよ、ほら」

後頭部に腕を回されグッと上体を起こされると、彼の顔がスッと近づき強引に唇を重ねられる。
ねっとりとした舌から伝わる味は、なんとも言えない臭気をまとい、これが自分のファーストキスである事を思い出して泣きそうだ。

「っ……、う、…っあ、ひ、ひどぃ」

「ちゃんと掃除しておかない自分が悪いんだろ? それにそんな事されながらもお前のチンポ、バキバキに勃起したままじゃん」

「え……、う、そ」

そんな馬鹿なと自分のチンコを見ればそこは、フルフルと快楽に揺れて確かに勃起していた。
こんな酷い扱いを受けて、レイプされかけているというのに何で、こんなの変だ、おかしいよ。

「ほら、チンポ穴がくぱぁしてトロっトロのヨダレ垂らしておねだりしてる」

「んぉお……っ!」

指先で鈴口をグリグリと弄られると、敏感な内側の肉を刺激され全身を震わせながら反応してしまう。
トロリとした粘度の高い液体が、ヒクヒクと蠢く自分のチンコの先から零れるのを確かに感じた。

「ははっ、どろっどろ! チンポじゃなくてオスマンコの方が合ってるんじゃね? 指突っ込んでピストンしてやろうか?」

「ひぃっ?! や、やだ、や……めて、」

「……ま、今回は勘弁してやるよ」

彼はニヤァといやらしく笑うと、着ていた服を全て脱ぎ捨てていく。
引き締まった肉体は健康的に日焼けしており状況を忘れて見惚れるほどに美しく、何故か酷く性を感じてしまった僕は恥かしくて直視出来ない。

「まだでかくなるのか? 俺の身体で硬くしてるなんていやらしい奴だな」

「んぁ、ふぁああっ!」

素足になった足で僕のチンコをグニグニと弄り、楽しそうに彼は笑った。
急所を足で抑えられているのに僕のチンコは萎えもせず、その指の刺激を気持ちいいと思ってしまう。

重たくなった腰がジンジンと痺れ、熱く腫れた玉から精液がせりあがってくる感覚がした。
キュッと目を瞑り絶頂の瞬間を待つが、彼はスッと足を引いてしまう。

「な、んで……」

「足なんかでイってんじゃねぇぞ? お前の精液は……」

彼は僕の胸元でしゃがむと僕に見せ付けるように脚を開いた。
淫らに開かれた脚の付け根、ヒクヒクと震える襞に指を2本突きいれ内壁を覗かせ、ピンク色に濡れた腸壁がヒクンヒクンと蠢いて、ねっとりとした粘液が彼の指を伝う。

「全部、ここに注いでもらうからな」

柔らかく収縮するそこは凄く淫らで、凄く気持ち良さそうで、喉がコクリと大きな音を立てて唾を嚥下した。


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