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◆短編
乳白色の誘惑2※R18
ミルクの身体をソッとベッドに下ろすと、早急な仕草で服を脱ぎ捨てた。
クシャリと地面に落ちた服は行儀が悪いけれど、そんな事構っていられない。

「ね、俺からしてもいい?」

はしたなく勃ち上がったペニスは、ミルクの身体で柔らかく包まれるのを期待して揺れる。
どんな人と抱き合っても感じられない極上の快楽を思い出し俺は喉を鳴らした。

ミルクは了承するように身体を揺らすと、俺のペニスを身体にゆっくりと沈めていく。
まるで俺の為にあつらえた物のように、肌にしっとりと馴染む感覚に甘い息を零した。

「あ……、ぁ、ミルクの中、温かい」

冷たそうに見える外見からは想像がつかないが、ミルクの体温は人間よりも高い。
38度程の体温で柔らかく包まれたペニスは、プルプルと揺れるミルクの身体に合わせて優しくねっとりと刺激されていく。

クチュ、チュプ……

「んあぁっ、あっ、」

淫らな水音が部屋に響き、ペニス全体をミルクの身体で扱きあげられる。
乳白色の身体の中で肉色のペニスが蠢き、ミルクの体内を俺の雄が貫いているという事実に全身が震えた。
凄く、いやらしい光景。

ミルクの身体の上から自分のペニスを押さえると、ドクンドクンと激しく脈打ち酷く感じているのが判る。
そのまま軽く腰を揺すると眩暈がしそうな位激しい快楽に全身を貫かれた。

「ふ……っ、ぁあ…っ!」

イきそうになった俺のペニスの根本をミルクがキュッと締め上げてくれたお陰で、射精は免れたものの全身がガクガクと痙攣する。
どうやら軽くイってしまったようで、尻の穴がキュッと締まった。

「ふぁっ…?! や、ミルクっ」

伸びた触手が俺の尻を撫で、襞をなぞるように刺激する。
不意の刺激にビクリと身体を揺らして慌てたものの、ミルクも我慢出来なくなったのだと思うとそれはそれで嬉しい。

「ん、いいよ……、こっち、来て」

ミルクの身体を抱きかかえ、騎乗位の体勢でもう1度ペニスをミルクの中に沈める。
そしてミルクの伸ばした触手を数本掴んで後唇へと近づけた。

「くふ……っ、は、ぁ」

ゆっくり、ゆっくりと俺の体内に入っていく触手に腹の中を犯されていく。
ミルクは俺に乱暴な事をしたりしないから恐怖はないけれど、以前ミルクが受けていた実験を思うともっと酷く
痛めつけて欲しくなる。

どんな恐怖をミルクが感じ、
どんな悲しみをミルクが味わい、
どんな絶望の中生きてきたのか

俺には想像するしか出来ないから

キュッと目を瞑るとミルクの触手が俺の頬を撫でる。
受け入れるのが辛いと思わせたのだろう。

「大丈夫、気持ちいいよ」

ちゅ、ちゅ、と音を立ててキスをすると、安心したのかまたゆっくりと俺の体内に触手を埋めていく。
時折コブのある触手が俺の気持ちいい所を撫で上げて、イってしまいそうになりながらも、ミルクを一杯に受け入れた。

「すご…ぉ、お腹の中、ミルクで一杯」

指でミルクの触手を受け入れた箇所をなぞると、広がりきったそこは皺1つ無い。
軽く身体を揺すると、腹の中で触手の一本づつが別々に動いて刺激していく。

「くひぃっ、あ、っ、うぅっ」

目の奥が白く弾け、眦に生理的な涙が浮かぶ。
気を失いそうな程の気持ちよさに身体は跳ねた。

「あぅ……う、ミルク、動いて」

自分では動けないのでミルクに頼むと、ミルクはコクンと頷いて触手を蠢かせた。

グチィ……――

「んひぃいいいぃいっ!!!」

腸の粘膜とミルクの触手の分泌液が粘った音を立てながら、俺の後唇を抉っていく。
そこにあるのは快楽のみで、羞恥すらなくしあられもない格好で俺は喘いだ。

「ひ、ぃあ、あっ、ミルクの、みぅくの触手、きもちぃっ、いいいっ!!!」

ジュプ、ジュプッ、グチュ、グチュッ……

全身が蕩けそうな気持ちよさに、脚の筋を痙攣させながら快楽を享受する。
ペニスからはずっと精液を噴出しているような快楽を覚えるのに、実際はミルクの身体にギュッと締められていて射精出来ないでいた。

射精を伴わない快楽は永遠に続き、終わりが無い。
強すぎる快楽に全身をガクガクと揺らしながら、ミルクの抽挿に歓喜の声を上げた。

「イクッ、イクゥッ!!! ミルクの触手チンポでイッちゃうぅ、ううううううっ!!!」

ペニスを締め付ける身体の強さがふわりと弱まったかと思うと、続けざまにミルクの触手が最奥を甘く抉る。
目の奥で火花が散り、下肢がドロドロに蕩けたような感覚がした。

「ひぎぃいいいいいいいっ!!!」

背を一杯に反らし、ミルクの身体を押さえつけるようにしてビュクビュクと射精する。
同じタイミングでミルクも全身をフルフルと揺らしながら、俺の後唇に熱い飛沫を迸らせた。
音がしそうな程激しい射精はミルクの乳白色の身体越しからでも見えて、それにも感じてしまいピュクンと残滓を零す。

「は、ぁ……あ、あ」

言葉すら発せられない位弛緩した身体はトロトロで、心配するように擦り寄ってきてくれたミルクの身体を撫でるための腕すら上げられない。
それでも何かをしてあげたくて顔を傾けると、ミルクがゆったりとした動作で唇に身体をくっつけてくれる。
ちょっと変則だけどキスでカウントしておこう。



ミルクと一緒に風呂に入り、お互いの身体を綺麗にしあう。
とは言ってもミルクの身体はあっという間に俺の精液を吸収してしまって跡形も無くなっていたのだけれども。

俺の後唇に出されたミルクの精液は特に人体に影響が無いらしく痒みや痛みを感じた事はないが、精液とも少し違うようだ。

ベッドの上で転がりながらミルクと戯れつつ、ほんの少しの冗談を言った。

「あーあ、ミルクが俺の子供産んでくれたらいいのになぁ。じゃなきゃ俺がミルクの子供産みたい」

同じ種族ですらなくて、生まれも、育ちも、きっと寿命だって違う。
何かの繋がりが欲しいと思い、俺は軽い気持ちで言った。

ミルクはしばらく微動だにしなかったが、身体を器用に動かして小型パソコンをカチカチと入力する。
そしてそれをズイっと突き出して、俺に見せながら首をかしげた。

『欲しい?』

ミルクは研究所育ちのある意味箱入りで、嘘なんてしらない。
では、この言葉は……。

急に口の中の水分が消えて喉がカラカラに渇いていた。
感情の見えないミルクの顔をマジマジと見た俺は、掠れた声で返事をする。

「…………、欲しい」

了承のようにゆったりとミルクは頷くと、俺に優しく触手を絡めた。


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あきゅろす。
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