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◆短編
買う男、買われた男2※R18
「変態、変態だ……、聞いてねぇぞ、変態だなんて」

「聞かなかった雄大さんが迂闊なんです。それにもう全部俺のものなんだから、もっといやらしい事だって一杯しますよ?」

「……わかってるよ」

目元を赤く染め眦に涙を浮かべながら訴える雄大さんは、愚痴愚痴と文句を言いながらも大人しく俺にティッシュで腋を拭われてくれている。
ティッシュを押し付ける度、擽ったそうにピクンと敏感に反応するのが可愛いくて、首を傾け唇を重ねた。
唇に染み付いた煙草の味は少しだけ苦い。

「んっ! ……は、ぁ」

「煙草の量も少しずつ減らしましょうね」

「んなっ?!」

「やめろとは言いませんから」

「…………善処はする」

変態行為よりも認め難い物なのだろうか?
まあ俺も雄大さんが美味しそうに煙草を燻らせているのを見るのが好きだから、完璧にやめてしまうのは少し寂しい。

「続きしましょうか」

「ん……」

ムードの無い誘い方でも雄大さんは恥かしそうで、これからする事に少し怯えているのか身体をフルリと震わせた。
指を太腿に滑らせて脚の付け根、奥まった箇所に指を這わせる。

ツプリと沈む指先。

「――……っ!」

「あれ?」

自分で思ったような強い抵抗は無く、指は存外素直に雄大さんの内壁に包まれた。
それにこの滑る感触は、ゼリー?

「もしかして雄大さん自分で慣らしたんですか?」

「うぁ、……だって、慣らさないと入らないって……」

恥かしそうに唇を噛み、視線をそらす仕草が愛らしく、背筋にゾワゾワと何かがこみ上げる。
雄大さんが自分の指を尻に突っ込んで、広げたとか考えるともう……。

「うわ、これはクル」

「ぐわっ、わっ、ぎゃあっ!」

ガッシリとした太腿を持ち上げて、濡れた尻穴を上に来るように押さえつける。
入り口にゼリーを纏わりつかせながらヒクつくアナルは、紅く色付き酷く淫靡に見えた。

「えっろ……」

秘部のあまりのいやらしさにごくりと喉が鳴る。
それによくよく見てみれば尻穴の周りだけ、毛の手入れまでされているようで……。

「自分で剃ったんですか?」

「そこは綺麗にしなきゃいけないって見たんだよっ!」

「……何を?」

「ネ、ネット情報……」

わざわざネットで調べて自分で剃ったらしいそこは、丁寧に処理されているのか他の場所が毛深いのに反して、つるつるの子供のよう。
それも含めて俺がやってあげたかった気がしないでもないが、1人で尻毛を処理し、アナルの拡張をしていたと考えると酷く可愛らしい。

「雄大さんのエッチ」

「う、うるせぇ! お前にだけは言われたくないっ!」

「うん、俺もエッチ。だから雄大さんのこんないやらしい所見せられるとたまらない」

「あぐぅ……っ!」

中を抉る指をクルリと捻り内壁を刺激すると、雄大さんの体がビクリと跳ねる。
キュウキュウと指を締め付けるアナルは、物足りなそうに襞を戦慄かせた。

「もう1本指挿入れますよ」

「ま、待て、この体勢のままは…、アァッ!」

先に入っていた指に沿わせ2本目をゆっくりとアナルに沈めていく。
柔らかく熱い内壁は美味しそうに指をしゃぶり、ちゅくちゅくと音を立てた。

「んお、……、ぁあ、あ、あっ」

多少慣らしたとはいえ不慣れな行為で震える雄大さんのペニスは反応しておらず、眦に涙が浮かぶ。

「雄大さん、自分のおちんちん擦って」

「なぁっ?!」

「だって感じて無いでしょ? そのままじゃこっちも緩まないし」

「そ、なのか?」

「うんうん」

実際はそんな事はなく、丹念に慣らせばちゃんと広がる。
でも感じていた方が俺の気分も高揚するし、なにより雄大さんにも感じて欲しい。

「ん……、ぅ」

おずおずとペニスに手を這わせた雄大さんは、大きな手の平で竿を掴み、シュ、シュッと手を上下させると、うっすらとしか勃ち上がっていなかったペニスがムクムクと大きくなっていく。
手の平で亀頭を撫で、指先で鈴口を擽り、血管をなぞる。
……なんていやらしい光景。

「あ゛っ、……っゆびぃっ」

「もう1本、入るでしょう?」

「ふぎっ、あっ、あっ、あ゛う゛ぅぅううっ!」

「3本目」

流石に締め付けがキツイが、雄大さんのペニスは萎えておらず、続行しても問題はなさそうだ。

じゅぶ、じゅぶと尻穴をほじり、内壁を刺激しながら受け入れられるように広げていく。
不意に指先がプクリと熱く腫れた場所に触れた。

「ん゛おぉっ!」

「あ、ここか」

「あ゛、ぁ、な、何?!」

「雄大さんの気持ちいい所」

襞をヒクヒクと戦慄かせ感じる雄大さんのそこに中指と人差し指を這わせ、グッと押しこむ。

「っひ、い゛ぎぃいいいい……っ!」

ビュク―……ッ

パクパクと呼吸をするように開いた鈴口から、耐え切れず精液が零れ出てシーツをパタタと白く濡らした。
よほど強い快楽だったのか、長く続く射精で精液をトロトロと垂らす性器は酷く淫らだ。

「うぁ、あ、アァ……」

射精の快楽に夢中になっているのか雄大さんは熱に浮かされたような喘ぎ声をあげながら、必死でペニスを扱きあげ、なおも強い快楽を求めて戦慄く。
淫靡なその光景に口角を上げながら、俺は指を締め付けるアナルの感触を味わった。


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