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◆短編
その価値は(前編)※R18
両足欠損・異物挿入・媚薬・小スカ・剃毛
以上の表現があります。(基本はバカップルです)

苦手な方は避けて下さい。




事故にあった私は膝から下を失った。
義足をつけなければ歩く事は出来ないし、それも長時間は負荷がかかり過ぎるせいで不可能だ。
周囲も私の事を同情の視線で見るし、一時期はその視線に晒されるのが嫌で外に一歩も出なかった。

その事象自体は不幸かもしれない。
だが、私は不自由ではあるが不幸ではなかった。

こんな私を愛してくれる優し…くはないかもしれないが、信頼出来るパートナーが居てとても幸せだ。

少しばかり、意地悪な感は否めないが。



「おはよう、典孝(ノリタカ)。いい朝だね」

「いい朝な訳、ない、だろっ!」

彼、清峰(キヨミネ)はそう言うとにこりと笑った。
彼にとってはいい朝でも、私にとっては昨日から続く責め苦が続く酷い朝だ。

「いやだなぁ、ノリ。君がこんなだからいい朝なんじゃないか」

「っ、あ、ぎぃいい…っ!」

衝撃に背を反らした私をなおも追い立てる。グリグリとキヨの手が抉るのは私の尿道に刺さった絵筆。
太さはそれほど無いものの、その長さで深々と抉られて身動きすら出来ない夜を過ごす原因の一端となったものだ。
プチュプチュと泡を潰すような音を立てながら抜き差しされる絵筆の隙間から、コプリと湧き上がる液体にキヨが目を細めた。

「お漏らししちゃうなんて……、ノリはオムツしなきゃ駄目かもね」

「馬鹿っ!」

昨日の夜トイレに行こうとした私の義足を奪い、栓だよとか言いながら絵筆を突っ込んだのはキヨなのに酷い言い草だ。
パンパンに膨らんだ膀胱は今にも決壊しそうで、少量でも排泄出来た事に身体の我慢が利かなくなっている。

「キヨ……、トイレに行かせてくれ」

「うーん、どうしよっかな」

「頼む、もうお腹が辛いんだ」

「じゃあこれ使うけどいい?」

キヨが手に握っているものを見て、ギクリと身体が強張る。
小さなビンに入った液体がチャプンと音を立てた。

「うぁ……あ、あ」

ない足を懸命に動かすけれど、シーツをただ少し乱しただけで殆ど身動きが出来ない。

怖いほど綺麗な笑顔でキヨが笑う。
とても嬉しそうで、残酷な笑顔。

ペニスを犯す筆よりも少し太い絵筆を取り出すと、ビンの中に入れ液体に浸す。
薄ピンクに染まった筆先がじわりじわりと私に近づいてくる。

「や、やだ、キヨ、それは嫌だ」

「なんで、いい言い訳になるじゃない? 媚薬使われたから逆らえなかったって、さ」

「ぃっ、あ゛ぁああっ!」

アナルに濡れた感触がして、筆が媚薬を塗りこめていく。
幾度となく使われたその薬の効果を知っている身体が痛い位に反応を始め、感覚が鋭敏になっていくのがわかる。

「あ、ぎぃ……、ひ、かゆぃ、」

「知ってる、凄く痒くなっちゃうんだよね」

「ひぎ、あ゛あ゛ぁああ、あひゅ、」

ズクンズクンとアナルが激しく収縮し、猛烈な痒みに襲われる。
暴力的なその痒みに羞恥を忘れてアナルを掻こうと指を突き入れた。

薬の効果なのか溢れ出た腸液でたいした抵抗もなく指を受け入れ、まるで離すまいとするかのように締め付ける。
煽動するように動くそこは、受け入れる為の性器になってしまったかのようだ。

「ひ、ぃ、……ぁあぁ……ああ、アァ……」

「……えっろ、そんなに痒いの?」

内壁を指で擦り上げながらコクコクと頷く。
気が狂いそうなほど痒くて、それを引っかくと溶けてしまいそうな位気持ちいい。
指で乱暴に擦りつけながら身悶えする私をキヨの冷たい視線が見つめる。
見下すその冷酷な視線に、私の身体はまた感じてしまう。
モゾモゾと身体を動かして、キヨに見えるように脚を開いた。

「キヨぉ……、おひり、おひりくちゅくちゅしてぇ……」

口からだらしなくヨダレを垂らし、指で内壁が見えるように割り開きながら、誘うように尻を揺らす。
自分では御しきれない凄まじい痒みを何とかして欲しくて、恥も外聞も無くねだってしまう。

「いいよ、いっぱい泣いて」

「ひゃふ……ぅ」

ツプリと細い物が突き入れられ、束の間痒みが消える。
が、中を犯すそれがなにか気付いて喉がヒュッと鳴った。

「ひ、いゃ、あ、筆やぁああああっ!」

「いい反応たまんねぇ、……勃起しそう」

チュグチュグと筆を出し入れしながら話すキヨの口調はいつもの軽い口調ではなく、情欲を滲ませた雄の声で、その声に興奮した私は

「ぃぐ…っ、いく、いくぅううううっ!」

乱暴に突き入れられた筆で絶頂してしまう。
細い筆で先端を塞がれているので空イキした身体がビクビクと戦慄き、媚薬に侵された肉壁が刺激を求めて蠢いた。

「あ、あ……、キヨぉ……、やだ、やだぁ……、壊れちゃう…」

今だ勃ちあがったままのペニスの隙間からプップッと尿が漏れ出し、幹を伝う。
精液に押され浮かび上がった筆の隙間から零れ出したそれを必死で押さえようとするけれど、尿道を犯す感触を思い出し筆を押し込む事は出来ない。

そもそもの原因である男に助けを求めるのが間違ってるとは思うのだが、この男にしか頼れない。
ハラハラと涙を流した俺にため息をつくと、キヨはゆっくりと筆を押し込め始めた。

「ひっ……ぁ」

「ゴメン、あんまりにもノリが可愛いから虐めすぎちゃった」

刺激しないようにゆっくりと入り込む筆の感触に震えつつ、優しく触れてくれるキヨの指に縋る。
キヨにしか頼れない、頼りたくない。

あやすように額に口付けられ、その腕に抱えられる。
脚の分軽いとはいえそれなりの重さのある身体を軽々と持ち上げてしまうキヨの腕力にいつも感心してしまう。

「……ん、くふっ」

「こっちもまだ辛いだろ?」

キヨの長い指が痒みを訴えるアナルを擦り、その気持ちよさに泣きながら、私はトイレまで運ばれる事になった。


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