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◆頂き物
高橋様からの頂き物2※R18
『さて、お前に聞きたいことがあるのだが』

「・・・なんでしょうか」

やっぱりこの虎が喋っているらしい。

『最近来なかったな』

いや、ここに来たのは初めてなんだけども。

『そうではない。あの祠にだ』

わぁ・・・心を読むのは反則だろう・・・。

『喋ればいいだろう』
「・・・そうですね」

段々この虎ムカついてきたぞ。

『喰ってやろうか』
「すみません。俺なんか骨ばっかなので美味しくないです」
『それで、なぜ来なかった』

「なぜって・・・2ヵ月ぶりぐらいで・・・そんなに来ないわけでは・・・」

『前は毎日来ていただろう』

毎日・・・?

『どんぐりだの野草だの、いろんなものを置いて行っただろう』

「それは子供のときで、最近はちゃんとしたものを供えて」

『でも毎日は来ないな』

「それは・・・自分にも用事が・・・。それに神様もいないのだから」

『目の前にいるだろう』

「はぁ・・・?」

『お前はただの虎が喋るとでも思っているのか?』

それは思っていないけども。
神様って言うのはこう、もっと心優しい感じのもので。
たぶん間違っても喰うぞとか言わない。

『お前は神をなんだと思っているのだ』

虎が呆れたように欠伸をした。

『背中を出せ』

「え゛」

『喰いはしない。そのお前が言う優しい神にでもなってやろうと思ったのだ』

壁に背を張り付け逃げるが虎は引く様子はない。
しびれを切らしたのか知らないが乱暴に前足で俺を転がし、俺の汚れたシャツを引き裂いた。
何が優しいかと言ってやろうと口を開きかけて、ざらりとした感触に冷や汗が流れた。
恐る恐る背を見ればあの虎が、背を舐めているではないか。
引きずられていた時の傷を舐めているようだが・・・正直痛い。
ざりざりする。

「もう、わかったから、」

『大人しくしていろ』

「ひいぃ!」

器用にズボンまで破いて、擦れたケツまで舐める。
いつのまにか腰からケツは虎の唾液でびっしょりに濡れて、そこだけ水でもかぶったように冷たい。
でもさすがにケツの割れ目まで舐められては黙っていられない。

「や、やめっ、もう、良いから!もう、どこも痛くない!」

『そうか?』

「い゛い゛いぃぃ…!」

『ほら、痛そうだ』

そう、痛い。
でもソレは虎の舌が俺のケツの穴に差し込まれたからだ。
傷の痛みも吹き飛ぶほど痛い。
ざりざりとした舌が奥に押し込まれ、ケツの穴の周りをべろべろと舐める。
痛みなのか恐怖なのか、突っ張っていたはずの足はガクガクと震え始める。
逃げようと身体を動かせば背に虎の前足が乗った。
震える足を無理矢理動かすとさらに押さえる力が強くなる。
地面を引っ掻くように、それこそ四足で歩く動物のように動くが惨めなものでケツが揺れた程度。
虎はさらに調子に乗って喉を鳴らしながら俺のペニスまで舐め始める。

「そん、そんなとこ、怪我してなっ」

『わかっている』

「じゃ、な、なんで」

『聞くのか?』

そう言った虎が笑った気がした。
舌の動きが舐めていた動きではなくなり、明らかに性的な仕草で動く。
俺のペニスに巻きつくように舐め、先っぽばかりを舐めまわし、ケツの穴なんて虎の舌が奥まで舐めてくる。
でも問題なのは虎ではなく俺だ。
この異様な状態でペニスを勃起させ、ケツの穴はどんどん広がる。
更にはその、ケツの穴を舐められるのが割と良いだなんて思ってしまった。
それをわかった虎はゴロゴロとのどを鳴らして更に奥を舐める。
やっぱり心が読めるのは反則だと思うのだ。

『少し腰を上げろ』

虎は背から前足を降ろして俺に命令する。
言われるがままに少し腰を持ち上げる俺もどうなんだと思うけれど。
少し期待してしまった自分を呪うのは数秒後だ。
虎の大きな身体が俺に覆いかぶさり、身が引き裂かれるような痛みが俺を襲った。

「い゛ぎ・・、ひ、い゛い゛い゛・・・!」

『やはり、狭いな』

「や、な、あ゛」

『少し緩めろ』

そうは言うが、この光景を見て誰が納得するというのだ。
俺のケツの穴に、虎の、とんでもない大きさのペニスが挿入されようとしているのだ。

「嫌、嫌だ!死ぬ、無理っ」

『大丈夫だ。悪いようにはしない』

「あ゛あ゛あ゛ああああ・・・!」

無理だと言う俺に無理矢理、本当に無理矢理突っ込んだ。
肉が裂けるような、虎のペニスが俺の口から出てくるのではないかと思う様な痛みがする。
虎の唾液でびっしょりだろうが、ぬるついていようが痛いものは痛い。
しかも虎が小刻みに腰を揺するのだからたまったものではない。
さっきまで勃起していたペニスは見る影もなく縮みあがり、腹が圧迫されたからなのか小便まで漏らし始めていた。
でもソレを止める方法だってわからない。

『お前の匂いがする』

「い゛らい゛っ、あ゛っあう゛っ」

『泣くな』

そう言われてもどうしようもないと思いながら俺はただ虎に身体を揺さぶられる。
虎が奥へぶつける度に身体が跳ね、先ほどまで気持ちいいと思っていいた場所を痛いほど擦られる。
俺のペニスが緩く勃起し、小便なのかカウパーなのかよくわからない液体を零し始めた。

「は、あっ、あ゛っ無理、も、くるひ」

『我慢しろ』

「れきなっいた、痛い゛いぃ!」

地面に肩を付け、腰が千切れそうなほどに揺さぶられる。
下半身はもう力なんて入っていなくて、虎に揺さぶられるがままにぷらぷらと揺れている。
俺の腰がじんわりと鈍く震え、ペニスが熱い液体を吐き出した。
それからケツの穴いっぱいに挿入された虎のペニスが震え、俺の腹の奥が熱くなった。
それ等が俺と虎の射精だと気付く頃には俺の意識とか身体とかは限界だった。



目を覚ますと俺は虎の腹に身体を預けて寝ていた。
大きな虎を見て、自分の腰の違和感を感じて、でも俺はとんでもない経験を夢だったと思うことにした。
なのに俺のケツの穴からゴプッと流れ出てくる液体が現実を突きつけてくる。
排便しただけだ、問題ないなんて思える年齢はもう随分前に過ぎているのに・・・!
腰が立たないので身体を引きずるように服を取りに行く。
隅に纏めてあったシャツとジーンズをひろげる。
シャツとジーンズはおろか、下着さえもボロボロの布切れになっていた。

「ど、どうやって帰ればいいんだ・・・!」

『帰る必要はないだろう』

突然した声に身体が跳ねる。
振り返れば虎が顔をこちらに向け、大きく欠伸をしていた。

『人間は久しぶりだ。ゆっくりしていけばいい』

「ひ、久しぶり?」

『100年だか200年だか、それぐらい前に来たのだ。そう言えばお前によく似ていた』

「は・・・、え、え?」

『なんだ。まだ神だと信じてはいなかったのか』

「いや、だっだって、でも」

非現実を虎は当たり前のように突きつけてくる。
本当に、神虎がいるだなんて、そんな。
今まで虎を見たことすらなかったのに。
今日だって桃を腐らせるのも勿体無いと思って持ってきただけなのに。

『それで、』

虎は器用に前足で桃を転がしながら俺を見た。
神虎だと認識したからなのか少し格好良く見える。

『神虎がいるとわかった感想は?』

でもやっぱり心を読むのは反則だと思うのだ。


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