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700000HIT イルサがクロードにヤキモチ3※R18
向かい合いクロードの身体に跨るようにして身体を落としていく。
指で慣らされたものの、まだ硬い後唇に当たるクロードの怒張は凶器のように大きくて、少し体内を進むたびにジクジクと痛んだ。
だが身体が難くなっているのは何よりも、自分の手と脇腹に当てられたクロードの手だけで支えられている状況が不安で緊張しているのが原因だろう。
力を抜こうと吐く息にすら力が反射的にこもってしまう。
「んぐ……、ぁ、あ゛ぁ」
「イルサ大丈夫か?」
慰めるように頬に当てられた指にぎょっとする。
「手、手っ! は、離すなっ! 〜〜―……っ!」
ビクンと揺れ動いた瞬間にバランスを崩した身体が、深くクロードのペニスをくわえ込んでしまい、快楽のスポットを擦りあげられた身体がガクンと震えた。
「ひ、ぎ……、あ、ぁが、……あ」
こんな状況でも確実に快楽を感じている自分の身体はおかしいのだろうか?
高くて怖いし、擦られて気持ち良いし、こんな場所で恥ずかしいし、もうなにがなんだかわからない。
「気持ち良さそうに震えているな、イルサのここは」
傷つけない絶妙な強さでクロードの爪が掬いあげるように裏筋を撫で上げる。
後唇で既に感じていた俺の身体が新たな快楽に喜ぶように揺れた。
「や、……ぁあ、弄るな……ぁ」
「どうしてだ? こんなに感じているのに」
「ひぅっ!」
指の腹で敏感な先端をクルクルと回るように撫でられて、まるで雷に打たれたかのような衝撃が身体を貫いた。
気持ち良い、それはもう眩暈がしそうな位。
でもだからこそ駄目なのだ。
「〜〜……っ、や、だって! 落ちたら、どうすんだよ」
「そんな事を心配していたのか?」
片腕で俺を引き寄せるように抱き寄せて、もう片手は俺の頬に当てたままクロードの唇が俺の唇に重なった。
子供をあやすように優しいキスをしながらも、繋がった下肢を角度が変わったペニスで擦られて目の奥に白い星が散る。
「ふ……、ぁ、あ」
「大事なイルサを落すわけが無いだろう? 自分が落ちたとしてもイルサの事は絶対に落さない」
「クロードも、落ちたら困るんだけど、な」
甘い言葉と啄ばむようなキスに背中がゾクゾクする。
誤魔化すように軽口を叩いたけれど、それすらも見透かされている気がしてしまう。
極度の緊張でガチガチに固まった身体が徐々に快楽と安堵で解されて、こんな言葉だけで簡単に安心してしまうなんて自分の単純さに呆れてしまうけど、そんな自分が嫌いじゃない。
好きな人の言葉だから素直に受け入れられる。
クロードの腕に抱きしめられたまま中を緩々と突かれ、不安定な身体が上下に揺さぶられる。
「あ、あ……っ、クロード……」
「そんなに声を出すと他の奴らに聞こえるぞ?」
「なっ!」
慌てて口元を押さえあたりを見回す。
暗いので良く見えないけれど、気配は感じない。
でもここにいるのは獣人なのだから俺に気配なんて感じさせないはずだ。
ならもしかして……
「だ、だれか居るのか?」
「さあ……、どうかな。だが大きな声を出せば誰か来てしまうかもしれないな」
艶を含んだ表情でにやりと笑ったクロードは、まるで見られる事を望んでいるような悪そうな表情だ。
「見られてもいいのかよ……」
「こうやって愛しあっている所を見せ付ければ、誰もイルサに手を出そうなんて思わないだろう? 私以上にイルサを愛している者なんていないからな」
自信ありげに尾を揺らしながらクロードが胸を張る。
どこからその自信が出てくるのか全くわからないけれど、その言葉に少しだけ喜んでいる自分が居る。
ああ、本当に恋は盲目だ。
「……俺はやだ」
「そうか?」
「誰かにクロードを見せたらとられちゃうかもしれないから、やだ」
クロードの胸元に指を這わせながら、自身を穿つクロードのペニスを擦り上げるように動く。
感じた身体が擦られる事で反応し、幹を伝う水の感触に先走りの蜜を零して喜んでいるのがわかる。
クロードに拓かれた身体が、いやらしく内壁をくねらせ搾り取るように蠢いた。
「……そうだな、明日は家でゆっくりシよう」
「明日もすんのか?」
「嫌か?」
「……体力が余ってたらな」
クロードの腕が俺の身体を固定するように押さえつけ激しく上下に揺さぶり始める。
自分で動いた時とは違い予想出来ない動きと、強い挿入に指先から痺れるような快楽が湧き上がり、声が抑えるのだけで必死だ。
「ん、っ……ふ、ん、くぅ……、んぁっ」
「そうやって耐えている声も可愛いな」
「ば、……かっ! 〜〜……っ、あぁああっ!」
荒々しい抽挿に目の奥が白く歪み、押し出されるようにペニスの先から白濁した蜜を吐き出した。
クロードの引き締まった腹筋にいやらしい白が広がって、あまりの恥かしさに伏せた瞼にクロードがキスを落す。
「ごめ……、俺だけ先に…」
「構わない、それにもうそろそろ流石に会場に戻らないと」
「え、クロードは?」
「我慢する」
出来るものなのだろうか?
同じ男として物凄く辛い事はわかるのだが。
「だから明日、な?」
クルクルと喉を鳴らし、明日のご褒美を期待する俺の夫は意外と可愛い。
カッコイイだけでなく可愛いだなんて卑怯だ。
「しょうがねぇな」
それとも俺が許してしまうから悪いのだろうか?
重なった唇は甘く、離れ難い。
身体の奥底から湧き上がるジワジワとした感覚に、俺も明日を期待しているようだ。
菜緒様リクエストありがとうございました!
ご期待通り、甘く仕上がっていますでしょうか?
気に入って頂けたら嬉しいです。
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