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◆111111HIT〜
555555HIT 正義×セルヴァ2※R18
上手く鍵穴に入らない鍵は、カチャカチャと耳障りな音を立てる。
急く心を押さえつけ落ち着いて扉を開くと、手で先に行くように示しセルヴァを先に通した。
後ろ手で扉を閉めながら、セルヴァの顎を掬い上げるように上向かせ唇を重ねると、欲に濡れたセルヴァの目はトロンと潤み、合わせた唇の端から漏れる息は少し荒い。

「ん、……はぁ…っ」

チロチロと遠慮がちに絡められる舌を軽く噛むと、ビクリと身体を震わせてふらつく身体を支えようと俺の体に縋りついた。
虐めている本人に縋りついてしまうセルヴァに苦笑しながらも、震える指で必死に洋服を掴んでいるその仕草に満足している自分がいる。

指を這わせセルヴァの下肢に触れると、少しだけ反応したペニスがピクンと揺れたのがわかった。

「感じてる?」

「…は、ひ」

呂律の回らないたどたどしい口調で答えながらもキスに夢中なセルヴァの焦点は怪しい。
さっき虐めてからしばらく放置していた為、期待と興奮で一種のトランス状況にあるのかもしれない。

行きがけにセルヴァが靴箱の上に大事そうに置いた首輪を取ると、セルヴァの首に素早く巻いた。
白い肌と相まって黒のレザーがいやらしく光る。

首輪の間に指を通し、クンと引くとセルヴァの口から細い悲鳴が漏れた。

「は、あ……ぁ、ふ…っ」

「やっぱりこれをつけてると俺のモノって感じがするね」

「……モノ、ですか……?」

「いや?」

機嫌を悪くしたのかと顔を覗けば、口元を嬉しそうに歪め首を振った。

「ご主人様のモノ、……嬉しいで、す」

セルヴァはゆっくりとしゃがむと、俺の下肢に顔を近づけジッパーを口で下ろし始めた。
ジ、ジ…、ともどかしい音が響き、下着越しにセルヴァの吐息を感じた所で制止をかける。

「こら、誰が許可した?」

「あ……ぅ、」

「欲しかったらちゃんとおねだりご覧?」

首筋を撫でるとビクンと身体を震わせて、身を引こうとするセルヴァの首輪を掴んで逃がさない。
金具同士がぶつかってキィンと高い音を立てた。

セルヴァは多く望まない。手に入らないものは見切りをつけて諦めてしまおうとする。
それはセルヴァの置かれた環境だったり、元来の性格によるものだったりするだろうけど、他の何を諦めても俺に関しては妥協させる気が無い。

俺がセルヴァを欲しいから抱くだけじゃなくて、セルヴァからも俺の事を欲して欲しい。
手を伸ばせば手に入れられると知っていて欲しい。
まあ、意地悪はするんだけれども。

指で濡れた唇をなぞり、軽く摘む。

「ほ、しい、です」

「なにが?」

「〜〜……っ、ご主人様が、ほ、欲しいです」

親指の腹で歯列をなぞりながら、口に浮かぶ笑みを隠せない。こうしてセルヴァに求められるのは、とても幸福で、酷く興奮する。

「いいよ、全部あげる」

軽く下着をずらして性器を露出させると、下から掬いあげるようにしてセルヴァの口内にくわえ込まれる。

ちゅぷちゅぷといやらしい水音を立てながら深く浅く抽挿を繰り返し、上顎に擦りながら刺激されると徐々に硬くなるのが自分でもわかった。
尖らせた舌で先端を刺激して先走りを絡め取る、セルヴァの口内に収まりきらなかった唾液と淫液が口の端からトロリと垂れる。

「こっち見ながらして」

髪の毛をかき上げながらセルヴァの顔を上げると、口一杯にペニスを咥えながら濡れた目でこちらを見るセルヴァと目が合う。

「美味しい?」

「……っ!」

顔を真っ赤にしたセルヴァの髪を撫で続きを促すと、戸惑いながらも動きを再開する。
口内の熱、幹にまとわり付く舌の感触、淫靡な光景。
その全てが快楽に繋がっていく。

「んっ、セルヴァ……、イきそ…」

「んく、……っ、っ、……」

奥深くまでしゃぶりこまれ、舌で甘く刺激されると、あっけなくイってしまう。
ドクドクとセルヴァの口の中に精液を吐き出して、痺れるような快楽を甘受する。
ビクビクと震えながらセルヴァの口内から抜け出たペニスを、セルヴァが丁寧に舌を這わせ綺麗にしていく。

「ごめんね、俺だけ気持ちよくなっちゃって。次はセルヴァの番かな」

セルヴァの腕を掴んで立ち上がらせようとすると、セルヴァはなにか焦ったように腕を払い自身の下肢を押さえこんだ。
あれ? もしかして……

「セルヴァ、舐めただけでイッたの?」

「はぅっ、あ、あの……、あの」

目元に涙を溜めてプルプルと身を震わせるセルヴァは、凶悪に可愛い。

もっとおねだりさせて甘やかしたい
もっと気持ちよくして蕩かしたい。

「ふふっ」

「あの、ごめんなさぃ……」

「謝らなくていいよ」

「でも」

もっと虐めて泣かせたい。

「これからい〜っぱいお仕置きしてあげるから、ね」

にこりと笑った俺にセルヴァの身体がビクンと震えた。
恐怖と興奮と期待が入り混じったセルヴァの表情で、今俺がどんな表情をしているのか良くわかる。

きっといま俺は、悪人の顔をしている。




もえ様リクエストありがとうございました!
甘い+嫉妬という事で上手く取り入れられていたらいいのですが……。

後半部分でセルヴァが自分から求めてくれないのをヤキモキしている正義を出そうと思ったのですが、撃沈した感があります。
その後は珍しく尻尾が無いセルヴァの尻尾の付け根部分を撫でたら凄い性感帯だったとか、顔面騎乗させられて恥かしくて泣いちゃうとか考えましたが、皆様の妄想でカバーしてもらおうと思います。

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あきゅろす。
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