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◆111111HIT〜

222222HIT
フェデルタ×真実×フェデルタ@※R18
「3Pしたくない?」

持っていた本がドサリと足の上に落ちた。
ジワジワと痛みが広がっているはずなのに、それが上手く脳に繋がらない。

「……なんだ、私は浮気の連絡をされているのか?」

「ちっげぇ! 大体フェデルタのデカチン知ったら普通のサイズでガマン出来るかっての! わかんねーだろうけどあのサイズは思わず手を合わせて拝んでおきたいサイズなんだからな、もう、信仰の対象よ?!」

「落ち着け、そして止めてくれ。じゃあ一体なんなんだ?」

「こちらです」

そっと差し出された布製の小さな人形は酷く不恰好で、肌色があるから辛うじて人型だろう事が読み取れる酷い出来だった。

「これがどうしたのか?」

「ちょっとね、セルヴァに協力してもらったのよん」

嫌な予感。
セルヴァは真実にとても甘い。
普通なら止めるべき所でGOサインを出してしまう。

「ちょっと待て、本気で何をする気だ」

「お、興味ある? こちらに用意した人形にー、セルヴァに貰った魔力の結晶を詰め込んでー」

「ま、ちょ、ちょっと止まれ。激しく嫌な予感がする。というか嫌な予感しかしない」

「最後にフェデルタの羽根を結晶に組み込めば」

「待……!」

「て」と言葉は続かなかった。
真実の手にした人形から凄まじいまでのエネルギーが発生し、体の自由が奪われる。
せめて真実だけは守らないと、と手を伸ばすが指先は虚しく空をかするばかり。
全身から力が奪われそして、暗転した。



一体どれ位気を失っていたのだろう?

「フェデルタ、大丈夫?」

ぼんやりとした意識の中、真実の声が妙にクリアに聞こえる。
確か、あの時、魔力が凄まじいエネルギーを放出して……。

「……ッ、真実!」

「はい、真実です!」

ガバッと身を起こすと、すぐ傍にいた真実の体に触れて無事を確認する。
触れたところにも異常はないし、どうやら傷らしき物も負っていないらしい。

「よかった、影響を受けたのは私だけか」

「あー、うん。それがね……」

「なんだ?」

「もう1人というか、1匹?」

真実の肩口から覗く顔。
非常によく見慣れた自分の顔。

「まさか、さっきの魔法は……」

「コピー? みたいな?」

てへっと笑う真実に全身の力が抜ける。
どうしてこう、どうしようもないことばかり考え付き、それを実行できる能力があるのだろうか?



「つまり先程の人形を核にして、私の魔力を分割した極めて精巧なコピーだと」

「そうらしいよ」

「さっきの発生したエネルギーは私のものが、媒介になる人形に移動するものだったから真実は無傷なわけか」

「ね、ね、このフェデルタならOK?」

「なにが……」

「3P」

「アホなのか? というかアホだろう、いやアホだ」

「なにその3段活用、酷くない?!」

「お前の頭ほどじゃない」

そうやって話す真実と私を心配そうに見る、自分とそっくりな顔。
セルヴァの魔力の影響なのか、髪の毛と瞳が少し赤く、媒体が手の平大の人形だった所為か、体が小さく表情が幼い。
この顔自体は鏡で見慣れてはいるが、こうやって別の動きをするのは酷くシュールだ。

「おいで」

手を出すとおずおずと傍に来て、手に縋る。
髪を撫でると少しだけ安心したように笑った。

「言葉は話せないか?」

「…ぁ、……ぅう?」

「無理にしゃべらなくていい、真実の言ってる事はわかるのか?」

その言葉にピクリと反応すると、少しだけ目を伏せて頷いた。

「意味はわかってるようだが、知能はおそらく小さな子供ほどしかないな」

「犯罪、かな?」

「モラルを気にするようになってくれたか」

「んー、どうしてもしたかったんだけど嫌なら諦める。んでもって嫌?」

真実の指が、もう1人の自分の頬に触れる。
頬の形を確かめるようにゆっくり動き、唇に触れた。

「……ぁ、……っ」

明らかに動揺した声と困惑を伝えるように力を込めた手の平。
握りこまれた指先にかすかな震えを感じて、そちらをみれば……。

「嫌じゃなさそうよん?」

「……結局、私という事か……」

うっすらと開かれた口から荒い息を吐きながら目元を赤く染めた小さな私は、明らかに欲に浮かされた目で真実を見ていた。



「ひ、ぅ……」

「わ、フェデルタよりも体が薄いし、体毛も薄い」

恥かしそうに下肢を隠したチビ(面倒なのでそう呼ぶ事にした)の指の隙間から見える陰毛をマジマジと見つめる真実の首根っこを掴み引き離す。
なんだか身内を虐められているようで、複雑だ。

「なんだよぅ、まだ何もして無いじゃん」

「チビが恥かしがっている」

「可愛いよねぇ、溜まりませんのう」

「何でもいいのか、お前は」

「だって小さいフェデルタなんて新鮮じゃん。チビ、おいで」

真実が手招きしてチビを呼ぶと、怯えながらも近づいてくる。恥かしそうに俯きがちなチビの顎を掬うように上げると、優しく触れるだけのキスをした。

「?!」

「初ちゅー」

続けざまに頬に、額に、唇に。
慌ててこちらに助けを求めるような視線を送って来るが、本気で嫌がっていないようなので見守る姿勢。
しかし、自分と同じ物だとわかっていながら、少しもやもやする。

「……ひ、ぁ、」

「ん、ふふ、反応も可愛いなぁ。 フェデルタ押さえておいて〜」

「何するんだ?」

「おふぇら」

「お」をつければ何でも丁寧になるわけじゃない。

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