[携帯モード] [URL送信]

◆10万HIT CLEAR
正義×セルヴァで目隠し拘束プレイ
「感覚の遮断ですか?」

パチパチと目を瞬かせセルヴァが首を傾げた。
無意識の仕草なのかもしれないが、驚いたようなその動きはとても可愛い。

「うーん、遮断というよりは弱体化かな? 人間と同じぐらいまで下げられる?」

「可能です」

何でもない事のようにセルヴァは言うが、存外それは難しい。
人が無意識に呼吸し汗をかくように、自然に行える事を封じるのは出来ない事が出来るようになる事よりずっと困難だったりする。

「感覚を弱体化させてどうするんですか?」

「そりゃあ……」

セルヴァの全身を舐めるような視線で見つめれば何かを察したのか、頬を赤く染め守るように身を縮こめた。
例え守ったとしても無駄なのは彼も先刻承知だろうに、本当に愚かで可愛らしい。

「……楽しみだね」

加虐心を煽る仕草に口元が緩み、瞳をうっとりと細めた。
夜が楽しみだ。



室温を整えてからセルヴァの服を脱がし、腕を拘束してベッドに固定する。
足は自由な方が都合がいいのでそのままでOK。

暗い部屋に淡く白く浮かび上がる肢体は幻想的で、この世の美しさを凝縮したように俺の瞳に映る。
今からこの美しいものを穢すのだと思うとゾクリと身体が震えた。

拘束に興奮したのか肌を上気させたセルヴァが、熱の篭もった瞳で俺を見つめ吐息で唇を濡らす。

「ご、しゅじんさま、あの、何を……」

不安もあるのか声は少し震えていたが、拒む様子は見られない。
従順な悪魔の頭を軽く撫でると、目を瞑り手の感触を受け入れた。

「今からセルヴァの視界を塞ぐ」

「は、はい……」

「視界を塞がれたら感覚を弱体化して」

「……はい?」

セルヴァはいまいち俺が何をしたいのかわかっていないようだが、直ぐにわかるだろう。
自分が思っていた以上に悪魔の優れた感覚器官が自分を助け、不安を取り除いていたかを。

「いいね?」

「わかりました」

その言葉を聞いてニコリと笑むと、セルヴァの目元を塞ぐ。
暗くなった視界に多少不安なのか身を捩ったセルヴァは、シーツをクシャリと乱した。

「感覚、弱体化させました」

「そう、じゃあ……、頑張ってね」

「え?」

わざと足音を強めに立てて扉に向かい、開き、足音を立てて、外に出ず扉を閉める。
これだけで準備は完了。

「ご主人、様?」

普段ならまだそこに俺が居ると感じ取る事が出来るだろうが、感覚が弱体化した今のセルヴァでは俺が外に出たと認識しただろう。
突然放りだされた不安感に煽られ、セルヴァは腕の拘束をカシャリと鳴らした。

シーンと静まり返った部屋にシーツの衣擦れが響き、不安に身を捩るセルヴァの肢体が淫靡に映る。
見られているとも知らず淫らに踊るセルヴァを眺めているのも楽しいが、これで終わりではない。

音を鳴らさないようにセルヴァの傍まで近づくと、指先でツゥと太腿を撫でた。

「……っ! ご主人様?!」

返事はせず、なおも敏感な内腿を指の腹でなぞる。
弱体化してなお感じやすいのか、セルヴァは腿をピクピクと痙攣させ甘い吐息を零す。

「ぃ、あ、ご主人、様? え、……」

返事がない事に不安になったセルヴァは何度も俺を呼んで確認しようとするが、返事はしない。

優秀な悪魔であるセルヴァは、視覚を奪われたぐらいで相手を見失う事はない。
聴覚、触覚、嗅覚、あらゆる鋭敏な器官がそれを補い認識させる。

だが感覚を弱体化させればどうだろう。

「いっ、あぁっ、…や、ご主人様? ご主人様ですよね?! んぁあ…っ!」

俺の声を頼りにしようと繰り返し名前を呼び、確認を求める声は弱弱しい。
触れる指が別の誰かかも知れない恐怖に怯え、見えない誰かから与えられる快楽に罪悪感を感じている。

手の平で尻肉を割り奥まった蕾に指を押し付ければ、そこは期待にヒクヒクと揺れているのに相手が確定出来ず哀れなほど怯えた。

「ぃ、や、ご主人様、ご主人様じゃなきゃ、や、です、……、お願い、しま、す、やだぁ…」

すっかり涙声で小刻みに身体を震わせるセルヴァは泣いている子供みたいで可愛い。
可哀相なのに、もっと虐めたい。

指を後唇から離し、身体をスッと引いた。
急に遠くなった気配に安心したのか、少しだけセルヴァの身体の緊張が解けたのがわかる。
だけど勿論の事これで終わりというわけではない。

「きゃうっ!?」

指で襞を広げ、ピンク色の内壁に舌を這わせた。
きゅぷきゅぷと蠢く皺1つ1つを丹念に舐めあげて、ぬらしていく。

「だめっ、舐めないでくださ、ぃっ、あっ、う゛ぅう……っ!」

羞恥と恐怖でガシャガシャと拘束具を鳴らしながら身を捩るセルヴァを軽く諌めてなおも舌を這わせる。
俺自身はセルヴァの後唇を舐める事に対しても全く抵抗が無いのだが、セルヴァは酷くそれを拒む。

自分が奉仕するのは全く問題ないのに、自分がされる事には全く慣れない。
それはそれで可愛いけれど、偶には俺だって可愛がりたいのだ。

「ん゛んん…っ! やだ、やだぁっ! ご主人様、ご主人様っ!」

泣き叫ぶようにして俺を呼ぶセルヴァの後唇から舌を抜き、指でその解れ方を探る。
多少緊張で硬いが受け入れられない程ではなく、多少の痛みは彼にとって許容範囲だろう。

ジ、ジジ……とわざと音を立ててズボンのジッパーを下ろす。
何をしようとしているのかをセルヴァに伝える為に。

「ぃ、や……、お願い、やだ、ご主人様、ご主人様なんですよね?」

怯えた声は縋るように俺に向かうが、その哀れな声に感じしまう。
返事をせずに屹立したペニスをセルヴァの後唇に押し当てると、セルヴァが激しく首を振り泣き叫ぶ。

「や、やめっ、いやぁああっ! や、俺はご主人様のなの、いや、他の人の何かやだ、俺は、正義さん専用なの、挿入れないでっ!!!」

錯乱ぎみなのか激しく腕を動かした所為で拘束した箇所が赤く痕が残っている。
それでも相手が誰だかわからず暴力に訴えない辺り本当に従順で可愛い。

セルヴァの悲壮な告白を聞きながら、熟れた肉をペニスで割り開いていく。
震える肉体は普段よりも硬く、少し拒む動きも混じっているのがとても愛らしい。

自分が興奮しているがわかる。
まるで、

レイプだ。

「いやあああああああああああああっ!!!」

容赦なく最奥まで貫き、セルヴァの肉の蠢きを性器全体で味わう。
いつもよりキツイ締め付けに暗い喜びを感じてしまう俺は間違いなく外道だ。

ヒクヒクと衝撃に身を揺らしていたセルヴァが小さく口を開き、吐息交じりに掠れた声で語りかける。

「ごしゅじ、…さま、」

まだ返事はしない。

セルヴァは口元にうっすらと笑みを浮かべ、目隠しを涙でぬらした。

「このかたち、ごしゅじんさまだぁ……」

ああ、どうしてこうもこの子は可愛いのか。
こんなに俺を好きにさせてどうするつもりなのだろう。

頬を濡らす涙を拭いながら目隠しを外し、真っ赤になった目元にキスを落とす。

「……正解」

「ごしゅじん、さま」

無防備にこちらに向けられた笑顔が全身がブルリと震えた。
悪魔の感覚さえも越えて俺を認識したセルヴァに益々強い愛情を覚える。

それはセルヴァに重く圧し掛かるのかもしれないけれど、全部君の中に注いであげるから、ね?




まりも様リクエストありがとうございました!
楽しんでもらえたら嬉しいです!

なんというか安定の2人。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!