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◆10万HIT CLEAR
強者が弱者に隷属
※文末に露骨なイラスト有り 背後注意



どうしてとか、何でとかどうでもいい。
出会った瞬間、理解した。
俺が生まれたのは彼に跪くためだと。



名前:ライズ
年齢:25前後
種族:ハーフケンタウロス
特徴:強靭な脚

ちなみに俺に対する手配書の記述
俺はお尋ね者だった。

ケンタウロスの父と人間の母の間に生まれた俺は、中途半端な混血具合で脚の一部とちょっと耳が馬っぽいくらい。
父親だって下半身が馬上半身が人という中途半端なのに、それ以上変な血を混ぜないで欲しいものだと、幼心に思ったのを覚えている。

記憶のある頃には既に母は亡く、顔すら知らない。
だれも何も言わなかったけれどきっと攫われて化け物の子供を生まされて自害したとかそんなオチだ。
可哀想だとは思わない。
俺も化け物方だ。

10歳の誕生日の夜、家出した。
別に家族が嫌いだったわけじゃないし、なにかを成したかったわけでもない。
何かにかき立てられるように家を飛び出した。

それからは放浪生活。
元々人よりずっと強い生き物だった俺は、すぐにその生活に馴染んだ。
普通のモンスターよりも強かったし、野党など取るに足らない。
たまに旅人を襲って食料を少し頂戴したりしたが、殺した事はなかった。
殺す事に抵抗はないはずなのに、人に振り上げた腕を下ろそうとすると見えない力に咎められるように振り下ろせなくなる。

不思議と嫌な気持ちにはならなかったので、深く気にした事は無かったけれど、今ならわかる。

俺は、彼に跪く為に、その手を汚してはいけなかったのだと。



「ライズさん、あの……」

「なんだ、リディ? 疲れたのか?」

ニコニコと僕に笑いかける彼はライズさん。
最近仲間になったハーフケンタウロスの元お尋ね者。
勇者のパーティに仲間入りして、人に害をなさないという約束で無罪放免になったばかりだ。

しかし

「あの、僕は勇者じゃないんですけど……」

「そうだ! 俺が勇者だぞ」

僕、リディは勇者パーティの荷物持ちというかお荷物な存在で、ライズさんを捕らえに行った時も何も出来ずに隅で震えていた。

「うるせぇよ、クソが。殺されたくなかったら黙ってろカスタイン」

「スタインだ!!!」

「あ゛あ?!」

威圧をかけられてスタイン様は顔を青褪めさせて退散する。
この2人はとても仲が悪い。

勇者であるスタイン様はあの日、ライズさんに思いっきりやられた。
それはもう子供が大人に挑むどころか、魔王に竹やりクラスのレベルの違いだった。
床に伏すスタイン様の姿を見て、自分も殺されてしまうんだと思い、身を震わせたのを昨日の事のように思い出す。
しかし震える僕にかかった声は意外な言葉だった。

「な、なあ、お前いい匂いする。名前は、なあ名前は?」

「ひ、……り、リディ」

「リディ? リディ、リディ……うん、いい匂い、好き。なあ欲しい」

「な、何が……」

「リディが、……ああ、違う。俺がリディのモノなんだ」

意味がわからなかった。
いや、今もまだわかっていないのだけれども。

「リディ、リディ。俺を従えて、繋いで、跪かせて」

「なに、何をどうしたら、いいの……」

「俺の全てをリディのモノにして欲しい」

熱いまなざし、濡れた瞳、明らかな欲情。
うやうやしく足につけられた唇は以外なほど優しく温かかった。
僕を見て微笑む彼に僕はただ、頷くしか出来なかった。



夜―――

「リディ」

「あ、ライズさん」

今日は野宿だったので夜の見張りをしていた僕の傍にライズさんがぴたりと寄り添う。
彼の能力なのか、彼がパーティに加わってからは野営中にモンスターに襲われる事は無かったので一人でも安心して見張りが出来る。

「どうしたんですか、戦闘でお疲れでしょうし、寝ていていいんですよ?」

「カスタインの隣でなんか寝たくねえし、それに……」

あの時に良く似た欲の滲んだ瞳。

「リディが欲しい」

ゾクリと身体が震え、喉がヒュと渇いた音を立てる。
嫌悪や恐怖ではなく、明らかな期待。

「リディ、リディ。俺を支配して……」

座っていた僕の足に軽く押し付けるようにグリグリと甘えるライズさん。
子供のような仕草で強請る癖に、明らかな性欲を伴っている。

スルリとライズさんの手でズボンが下ろされる。
期待で既に勃ち上がっていたペニスは弾かれるように飛び出し、彼の頬にねっとりと粘液を残す。

「ん、ふ…、すごぃ……リディのにおい」

「ライズ、さん……」

ウットリとした表情で僕のペニスを扱きあげながら、ライズさんもゆっくりと服を脱ぎ捨てる。
ライズさんはハーフとはいえ、ケンタウロスの血が混じっているのでペニスが大きい。
初めて見た時は凶器じみたそれで殺されるのかと、叫んでしまったほどだ。
でも今は違う。

「リディ、ここに欲しい……」

先走りで濡れた僕のペニスに先を促すように、ライズさんはアナルを押し当てた。
記憶の中の快楽がフラッシュバックして、腰が自然と突き出される。

「あ、入ってきたぁ……。リディのおチンポぉ……」

口の端からトロリとヨダレを垂らしたライズさんは、凄く嬉しそうで幸せそうに微笑んだ。

プライドの高い彼が、無能な僕に跪く理由なんてわからない。
ただこの瞬間、彼を征服しているのが僕な事が酷く気持ちいい。

「ライズ、さん……、ライズ」

「リディ、リディ……ッ、もっと俺をリディのものにして」

淫らに誘う声に僕はただ深くペニスを突きたてた。





その後、僕に伝説の勇者の血が流れてた事や、ライズさんのお母さんが勇者に仕えた聖女と呼ばれる人間の末裔で、ケンタウロスのお父さんと恋仲になりライズさんが生まれ、ライズさんを守る為に命を落とした事などが判明するが、特に目立った事ではないので簡単に追記する。


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あきゅろす。
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