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虎ぶる!!



 こんなに気持ちいいと感じるのはいつもと違うラージのせいだっ。


「んんっ!あっ……ああーっ!」


 そう思うことにして2度目の絶頂を迎えた。

 
「ああっ……ハァ、ラージ……、あの、さっきの……うわっ!」


 さっきの……どういう意味か詳しく聞きたかったのに、ラージは俺に抱きつきそのまま巻き込んで横になると顔を擦り寄せてきた。

 その顔がとても気分良さそうで何となく続きを言うのは戸惑われた。

 俺も釣られて笑みをこぼし、そのまま寝ることにして目を閉じた。

 まぁ、起きたら聞けばいいし。これからもラージとずっと一緒にいるのだ。

 焦る必要はない。……と、思っていたのだが。


「ラージ……本当に何も覚えてないのかっ!?」


 翌朝、ラージは昨夜の記憶がないと言い出した。


「ああ……晃の持ってきたやつがすっげぇいい匂いがして……なんかすげー興奮してきて……それから覚えてねー。」
「そ、そんな……。」
「えっと、……ヤったのか?」


 明らかに事後と言える様子の俺たちを見て少し戸惑った様子で聞いてきた。

 そういえばいつもラージは綺麗にしてくれるのに今日はそのままだ。

 俺は何故かふつふつと怒りが湧いてきてがむしゃらに腕を振るった。


「バカーー!ラージのバーカ!バーカッ!!」



END



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あきゅろす。
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