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虎ぶる!!



「ら、じっ……今っぅあっ!」


 確認しようと開いた口は指を引き抜かれる感覚にそれは叶わなかった。

 いっ、今、好きって……言った……?俺のこと、好きって……?

 なんだか身体中が、熱いっ。心臓が壊れそうなほどうるさいっ。息が苦しいっ。

 いきなりどうしちまったんだ俺っ!なんかおかしいっ!

 はっ、はっ、と短い呼吸を繰り返していると、指より温度があって質量のあるものが後ろに当てがわれた。


「待っ、て!なんか、変っ!らっ……ああっ!」


 おれの必死な叫びは虚しく、ズブズブと埋められていく。

 たったそれだけなのにものすごい甘い痺れが背筋を這い、体がしなる。


「待っ……アッ!あんっ、は、ぁっ!」



 もう訳が分からなくて頭がぐちゃぐちゃだ。

 入れられただけでこんな気持ちいいと思えるのは初めてだ。

 それなのに容赦なく奥を突かれるから口を閉じられなくなって涎が垂れる。

 声を我慢する余裕もなく出したくない甲高い声が漏れるのを止めるすべもない。

 すぐにせり上がってきた射精感にもさらに俺を混乱に陥れる。

 な、んでっ!前触られてないのにっイきそうっ!


「あっ!イ、イっクぅっ!アッ、アアッ、イっ……ああーーっ!」


 シーツの上に白い液体がぱたたっと散った。

 それなのに、そんな俺の様子に気付いているのかいないのか、後ろを突く動きは一向に止まらなかった。


「む……む、りっ!も、アッ!ぁあんっ!やっ、あっ……あっ!」


 う、嘘だろおれっ……。またイキそうっ!






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あきゅろす。
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