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虎ぶる!!



 四つん這いにされ、ラージにケツを突き出す形にされた。


「ん、……っ!」


 さっそく、といった様子で早急に指が侵入してくる。

 それだけでは済まされず、すぐにもう一本増やされまたもう一本が入りこもうとしていた。


「くっ、くる、しっ……っ。」


 そこで初めて、いつも執拗に穴をいじる意味を理解した。

 どうせラージのことだからからかっているに違いないと思っていた。けど、慣らさずに入れる辛さを知ってそうじゃない事に気付く。

 もしかして俺のため……?

 けど、今日はどうしたんだろうか。……俺のこと、き、嫌いになったのかな……。

 そう思った途端、後ろの苦しさ以上に胸が締め付けられて苦しくなった。


「うっ……や、らぁじぃ……らぁっ、やめっ……。」


 鼻も、ツンと熱くなるのを感じる。

 泣きそうだ……。なんでかわかんねーけど、今すぐこの場から逃げ出したい気分なった。

 震える腕で前に逃げようともがくと、すぐさま首の後ろを噛み付かれて叶わなかった。

 嫌だ……っ、なんか嫌だっ。とにかく今はラージから離れたいっ。

 いつのまにか瞳からはポロポロと涙が溢れていた。


「ハッ、行くな……っあきら、行かないでくれっ……!」


 どこもかしこも苦しくて出来る限りの抵抗を続けていたら、悲痛な叫びが耳を掠った。

 初めて聞くラージの必死な声色に一瞬動きがとまる。


「あきらっ、好きだっ……どこにも行くなっ……。」


 えっ……?



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あきゅろす。
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