バレンタイン大作戦?
ガシッ
「名前〜。
何処行くわけ〜??」
あう〜!
やっぱり;;
私の肩はいのちゃんにガッチリと掴まれて動かない。
「名前の好きな人って聞いた事なかったわよねー?(にっこり)」
いのちゃんメッチャ笑顔だよー;
「やっぱり、
‥言わなきゃ、駄目?」
「駄目よー」
「‥どーしても??」
少し甘えた感じで言ってみる。
「駄目☆」
努力通じず。
「うー!
いのちゃんのいぢわる〜//」
‥恥ずかしくて、誰にも言ったことないのにな//
はーあ‥
と、ため息一つ。
「ふふ、観念するのね〜☆
‥で?
まずは、同じクラスの人??」
小さな声で問いかけるいのちゃんに、
コクっと首の動きだけで返答する。
「マジ〜!?//
‥て、
まさかサスケくんじゃないでしょーね?」
「それだけはないよ!//」
「何よ〜、即答じゃん。」
だって、
ああた、もしハイなんて答えたら、それは恐ろしい目に合わすでしょーが;
「誰よ?」
「だからっ‥それは〜‥//」
ああ。
‥もう、いいや//
言っちゃえ。
「‥‥‥シ「おい!」
「きゃわァーっ!!//」
いきなり横から割って入る声に、
心臓が飛び出そうになる。
シカマルは眉間にしわをよせて、
少し驚いた顔でこっちを見ていた。
「‥いくらなんでもそんなに驚くか?フツー。」
「あう‥//」
私は恥ずかしくて、少し俯く。
ドキドキと心臓が止まらない。
シカマルはいのちゃんに用事があるみたいで、
会話を始める。
‥だって、
だってしょーがないじゃん。
私が好きなのシカマルなんだもん。
今の聞かれてたかも、なんて思ったら、
ドキドキする‥//
チラリ
と、いのちゃんと話してるシカマルを見る。
やっぱ、かっこい〜‥!//
私がポーッとシカマルを見つめていると、
どーやら、いのちゃんとの会話が終わったらしい。
すると、
シカマルはチラッと一瞬だけ、
私の顔を見て教室の外に出ていった。
「‥?
アンタ何ポーッとしてんの??」
「かーっこい〜‥//」
「はァ!?」
こーして、
私は好きな人を初めて他人に打ち明けるのだった。
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