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「おはよう晋助」
「おはよう銀時」
いつもと変わらない1日の始まり。
今日も晋助とずっと一緒に居られる。
学校終わったら昨日したゲームの続きを一緒にしようかな?
物凄くご機嫌に登校した。

「坂田、悪いけどコレ職員室に持って行ってくれないか?」
2時間目終了直後、頼まれた用事。
羽山先生(←※オリジナルキャラです!!)から教材等を受け取り、教室を出た。
席を立った時《着いて行こうか?》言われたが、《良いよ》と断った。
今思えば、この時一緒に来て貰っていたら
「嫌ぁーーーーっっ」
あんな想いはせずに済んだのかもしれない。




教材を机に置いた後
「失礼しました」
職員室の扉を締め、教室に戻る足取り。
『あれ?』
中庭に変な物が見えた。
『火事?』
微かに見える白い煙。
見て見ぬ振りをすれば良かったのに、俺は教室ではなく中庭に向かってしまった。

後少しという所で、ガサリ立ててしまった音。
ツツジの木に脚が当たったのだ。
「誰だ?」
慌てた声がし、
「誰か居るのか?」
そのまま近寄った。
「えっ、八神?」
ソコに居たのは、クラス委員の八神。(←※オリジナルキャラです!!)
いつも真面目だが明るくてムードメーカーだった為、クラスの中心的存在だった。
煙の正体は煙草。
「身体に悪いよ?」
気遣いで言った時
「坂田、さっきはありがとな」
偶然通り掛かった羽山先生。
「八神、お前煙草吸ってるのか?」
ああ、なんてバットなタイミングなんだ羽山先生。

その後、コッテリ羽山先生に怒られた八神。
怒りの矛先は、何故か俺に来てしまった。
所謂逆恨みだ。

「良いか?今から坂田には近付くな。もし近付いたり話し掛けたら、そん時はソイツも苛めの対象にするからな?」
昼休み開始前、先生が居なくなった瞬間八神が発したセリフ。
『ぇっ、何それ?』
ビックリして見開いた瞳。
何を言われたのか、一瞬理解が出来なかった。
「ねぇ晋助、今のどういう事?」
不安げに晋助に尋ねた瞬間、ギロリ向けられた八神からの視線。
すぅっ、晋助が立ち上がり廊下に立ち去った。
「えっ、晋・助?」
何?一体何が起きたんだ?
「晋助っっ」
慌てて後を追ったが
「坂田、今高杉を追ったら高杉も一緒に苛めるぜ?」
ニヤリ八神に嘲笑われた。
コイツは一体何を言っているのだろうか?
そもそも何で俺を苛めの対象に選んだんだ?
「お前が羽山を連れて来たせいで、俺の信用が傷付いたじゃないか」
は?何言ってるんだ?
「アレは偶然だって」
すかさず言い返したのに
「羽山はお前に話し掛けたんだろ。あの時お前が居なかったら、アイツは素通りしてた」
殺気を込めて睨まれた。
「そんなの偶然だろ?」
冷静に言い返したが
「もう二度と楽しい想いなんてさせねぇよ」
ダンッッ!!!壁に叩き付けられた。

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あきゅろす。
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