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お昼寝《ゆん視点》
ポカポカポカポカあったかおひさま。
だぁ〜いすき。

今日はとっても良い天気。
なのに起きたらびっしょり濡れていたお布団。
もぉ〜誰かな?ゆんのお布団ビチョビチョにしたの。

「ママぁ〜おふとんさんエンエンないちゃったのぉ」
分かんないからきっと、お布団さんが泣いちゃったんだよ。
嫌な夢でも見たのかな?
ゆんがヨシヨシしてあげる。
ゆんもうお姉ちゃんだから良い子良い子出来るんだぁ。
だって弟出来たんだもん。
猫だけどね。

「もぉ〜ゆんちゃん、寝る前はきちんと|WC|行きなさいって教えたでしょ?」
えっ、なんでママ怒ってんの?
ゆん何も悪い事してないもん。
「お布団ないから此所でゴロゴロしてなさい」
窓際に敷かれたタオル。
ポカポカ太陽当たってなんか気持ち良さそう。

おやすみなさぁ〜い。
ゴロンっ、転がった途端
「ニャァ〜」
聞こえた声。

あっ、まおだぁ。
まおも一緒ねんねしよ?

パシッ、掴んだ尻尾。
「ふぎゃぁああぁぁあああーーーっっ」
物凄く煩い声が耳に入った。
もぉまおうるさい!!!
「ねんねするのっっ!!!」
グィィッ、引っ張って抱き寄せた小さな身体。
ジタバタジタバタ。
もぉ〜まお、ゆんはねむたいの。
ジッとしてなきゃメッでしょ?
ムニッ、指で押したほっぺた。
「・・・・にゃぁ・・」
ようやくおとなしくなったまお。
あっ、まおもねんねしたくなったのかな?

「おやすみなさいなのぉ〜まお」
ポンポンッ、軽く叩くと
「ンニャ、ニャニャニャーーー」
聞こえた変な声。
ん〜にゃんだろ?
まっ、いっかぁ〜。
ゆん眠たいしもうねんねするもん。


スヤスヤスヤスヤおやすみなさい。

タオルでねるのも気持ち良いかも。
って、まおと一緒だからかな?

まお、だぁ〜いすきぃ♪




《作者から》
ゆんはまだ小さいので力加減が出来ません。
ゆんはまだ何が悪いのかよく解っていません。
なので真央の尻尾を引っ張ったり無理矢理抱き寄せるのは日常茶飯です。
真央は激しく嫌がっていますが、ゆんとは逆に自分の方がお兄ちゃんだと思っているので我慢しています。

因みにゆんが熟睡した後、こっそり真央は逃げ出します。
以前我慢してジッとしてたら寝返り打たれて窒息仕掛けたからです。
真央はまだまだ小さいけれど、苦労しているみたいです。

[*前]

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