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黒子のバスケ小説集(BL)











「おい幸太、顔色悪りぃぞ。大丈夫か?」

「ん、あぁ……なぁ大夜」

「ん?」

「俺、このままユキといたら……おかしくなっちまう」

「はぁ?」

「あー!! ユキぃぃいいい!!!」

「おっおい、幸太?!」

「黄瀬ぇ! 何騒いでんだ!!」


だってさ、だってさ、あの後またユキのエッロイ姿思い出して抜いたんだけどさ、何回抜いても抜いても元気になるんだよ俺の息子!

もう昨日はつらかった!
無理矢理でもユキのこと犯してしまおうかと思ってしまった俺は最低だ!!






「はぁ……」

いっそ修行に出ようか。
滝に打たれでもしたら、この邪な感情を綺麗さっぱり洗い流してくれるだろうか……


「ただいま……」

「おかえりー」

俺はまず自分の部屋に直行し、着替えてからリビングへと向かった。
涼太の靴はなかったし、今日も帰りは遅そうだ。


「ユキ飯ー……」

俺はリビングに入ると、目の前の衝撃に言葉を失った。

「おー今日は何か疲れてんな。練習キツかったのか?」

「な、なな……なんて恰好してんの!」

ユキは肩をビクッとさせる。

「いきなり大声出すなよ。恰好って……あぁ悪り、怒ってんのか?」

「いや、怒るとかじゃなくて……」


少し濡れた髪や、上気した頬を見て風呂上りなんだろうということはわかる。

それだけでもエロいのに、な・ん・で!!





俺のシャツ着てるんだよおぉぉおお!!!






「どれほど成長したのか服着て確かめようと思ってさ。めちゃくちゃムカつくな。俺ケツ隠れちまうぜ、へへっ」

「へへっ」っじゃないっつーの! 俺笑ってる余裕ないんですけど!


「……」

「コウ? 悪りぃ、勝手に服着られたら嫌だよな……」

「はぁー……そうじゃなくて……」

「え?」

グイッ。
俺はユキの腕を掴んで引っ張り、ソファに押し倒す。


そして……



「コウ……んっ」




深く口付けした。
舌を入れ、ユキの口内を堪能する。





「んーんー! はぁっ、何すっ、んっ!」

俺は何度も何度もキスをする。
ユキは必死で抵抗しているが全然意味ない。




「はぁっ、はぁ……」

「……ユキが悪りぃんだ」

「コウ……?」

俺はユキの上に倒れ込み、背中に手を回し強く抱きしめる。


「痛っ、コウ痛いし……重い」

「無理矢理襲うのは嫌だった。でもユキがかわいすぎて、俺もう我慢できない」

「コ、ウ……」

俺はユキから離れ身体を起こし、ユキの両手を包み込むように握る。

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