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悪戯書き集
わくわくのものがたり。
伊勢礼海(いせれいみ)
ダイバー。
伊勢礼緒(いせれお)
クライマー。
相模小太郎(さがみこたろう)
バイト戦士。
駿河敬(するがけい)
眼鏡装備。
船越葉月(ふなこしはづき)
姉御肌。
三浦ひまわり(みうらひまわり)
甘えっ娘。


・礼海とひまわり
礼海「よー」
ひまわり「おはよー、礼海ちゃん!」
礼海「遊ぼ」
ひまわり「いーよぉ」
礼海「何が良い?」
ひまわり「うーん、二人ならしりとりとか?」
礼海「かくれないんぼしよ」
ひまわり「なにそれー?」
礼海「隠れない鬼ごっこ」
ひまわり「それってどうやったら終わっちゃうのかな?」
礼海「隠れたら終わり」
ひまわり「それって鬼とか関係無いねぇ」
礼海「本当だ」
ひまわり「でも楽しそうだね!」
礼海「じゃあ始め」

・男三人
礼緒「よー」
敬「おはよー」
小太郎「はよー」
礼緒「何してんの?」
敬「単語テストの勉強」
小太郎「嘘だろ!?そんなんあったか?」
敬「あるよ。どうせ小太郎はバイトで忘れてたんだろうけどさー」
礼緒「…………」
小太郎「礼緒?」
礼緒「……忘れてた」
敬「マジか」
小太郎「マジか!同志じゃん!一緒に玉砕しようぜ!」
敬「礼緒とお前を一緒にしてあげるな……」

・礼海と葉月
礼海「帰りたい」
葉月「は?まだ一限終わったばっかじゃん」
礼海「そう思うことはありませんか」
葉月「まあ、たまにはある……けどさ」
礼海「わふーい」
葉月「何?」
礼海「帰る時の効果音」
葉月「音っていうか、言ってるじゃん」
礼海「両手を上げて」
葉月「上げて?」
礼海「すたこらさっさ」
葉月「それ逃げるときの音じゃん」
礼海「授業から逃げるときの音」

・礼海と小太郎とひまわり(ツッコミ不在)
礼海「もし海がスライムだったら」
小太郎「スゲーな!海の上に乗れんじゃん!」
礼海「むにむに、もぐもぐ」
ひまわり「スライムって美味しいのかなぁ?」
小太郎「ガムとゼリーの中間みたいな感じじゃね?」
ひまわり「あ、それっぽい!」
礼海「みょーん、ぷちん」
小太郎「でも味は不味そうだなー」
ひまわり「きっとしょっぱいよねぇ」
礼海「それに、泳げない」
ひまわり「それは困るね」
礼海「ダイビングも出来ない」
小太郎「それだと海水浴出来ねーじゃん!」
礼海「困る、うえーん」
ひまわり「大丈夫だよ!海はスライムにならないから!」
礼海「!」
小太郎「!」
礼海「スライムにならなかったらダイビング出来る!」
小太郎「海水浴も出来るなっ!」
ひまわり「万事解決だね!」

・礼緒と小太郎
小太郎「あー、腹減ったなあ!」
礼緒「確かに三限位になると腹減ってくるよな」
小太郎「俺は朝から腹減ってるけどな!」
礼緒「朝飯食ってないのか?」
小太郎「食ってる!朝飯前だぜ!」
礼緒「朝飯を朝飯前に食ってるけど、朝飯前は朝飯の前だから、朝飯食う前の朝飯の前は……んん?」
小太郎「んん?」

・礼緒と敬
礼緒「弁当?」
敬「いや、購買に買いに行くよ」
礼緒「俺も行く」
敬「何か買うのか?」
礼緒「弁当も良いんだけど、ちょっと物足りないっつーか、甘いものが欲しくなりそうで」
敬「確かに。僕も確保しとこう……」
礼緒「もし食べなくても放課後のおやつ代わりに出来るしな」
敬「…………」
礼緒「ん?どしたんだ?」
敬「普通の会話であることの喜びを噛み締めてた」

・礼緒と敬と葉月
礼緒「礼海が『もし海がスライムだったら』と言う」
敬「既に海じゃないだろー」
葉月「言った時点でスライムがゲシュタルト崩壊だぞ」
礼緒「礼海が『むにむに、もぐもぐ』と言う」
敬「スライムって普通食べられないでしょ」
葉月「そもそも触る気がしないじゃん」
礼緒「……だよな」
敬「何が?」
礼緒「さっき礼海達がしてた会話」
葉月「そりゃーカオスだわ」

・礼海と礼緒
礼緒「みっちゃん、帰ろう」
礼海「うん、おっくん」
礼緒「手」
礼海「繋ぐ」
敬「二人ってさ、仲良いよなー」
礼緒「そうか?」
礼海「そうだね」
ひまわり「どっちかに恋人が出来たときどうするのかな?」
礼海「その時は」
礼緒「(ドキドキ)」
礼海「手を放す」
葉月「……それだけ?」
礼海「パッと」
礼緒「パッと?」
礼海「彼氏を放す」
小太郎「恋人をかよ!」

・礼海
礼海「ばいばーい」
礼海「…………」
礼海「隠れちゃった」
礼海「かくれないんぼ」
礼海「おしまい」

2011/05/07

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あきゅろす。
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