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あなたの夢を見ました。(幼なじみのナミ)

寒い夕方。
台風の警報が出ているというのに、昨日も今日も、風も雨もない。
ただその台風は、ムシムシしていた日に突然、冬の気配をつれてきた。

ハアーー、と机から頭を上げ、ノートから目を離す。
たまにやってくる睡魔。今、睡魔には勝たなくてもよいと感じた私の脳は、重たい体を動かし床に寝そべったまま、体を預けた。



ある晩。
車に乗って、あの三人でドライブ。
私はみんなの左側に座って、この地元の光り輝くいろんな店を回る。



「何時まで遊ぶ?」
「二時半は?」
「え、それは流石に店もやってないでしょ!」

ケラケラと笑いながら、別の店に入る。
あ、と思ってわたしはパンに手を伸ばした。欲しいと思っていたものでは無かったので、それを元の場所に戻した。

「あの、私が欲しいパンここに置いてますか?」

と、店員さんに聞く。夢だからか、店員さんはニコニコ笑って「こちらへどうぞ?」と言って案内する。

私は言われるがままその人について行った。



友達と、どんどん離れていると気づかずに・・・。


「・・・足が寒い」
ムクッと起きると、今のは夢だと確信したあと、椅子にかけてあったパーカーを手に取り、押し入れから枕をとって、また息をたてて眠りについた。肝心の足には被ってなかったが・・・



「これですね?」
さっきの店員さんがパンを手渡す。
奇跡的に夢の続きを見ているようだ。
いつの間にか、隣には友達がいた。最後まで、そのパンは、私が欲しいと思ったパンではなかったが、ここまで案内してくれた店員にありがとうと言って受け取った。


あ、夢が終わった、と不思議だが、夢の中でそう思う。


スッと、自然に目を覚ました。
この世界は、こんなに冷たかったかな。
私がいるこの場所は、ちょびっとだけ、静かになった。


色んな人たちには出会えたけど、昔のままの気持ちを持ち続けたいって思うのは私だけかな。


私は、幼なじみだったナミと話したくて仕方なくて、しばらくメールをしてなかったが、メールを送った。


元気ー?


こんな夜は、人に無償にあいたくなる。人恋しくて。
でも、誰でもいいってわけじゃないんだよ。



プルル、と返信。その速さに私は少し嬉しくなった。
しばらくメールをしてなくても、お互いが受け入れるそんな関係。


あのパンの味は覚えてないが、少しお腹は満たされていた。


−−−−−−
管理人が実際に見た夢を、onepieceにもじえてそのまま小説にしました笑。恋愛にもなってない←ただ暴走した訳分からん小説や。

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