[携帯モード] [URL送信]

ルパンの恋人
4
飯食いながら、女はこの世にたくさんいるのに、どうして俺の好みの女に出会えないのか、たまに出会えれば必ずオカマであることを、愚痴った。

「で、その子、超タイプと思ったら、また、男だったのさ。で、また、失恋」

「お前のストライクゾーン、極端に狭いからな。別に男でもいんじゃねーの、好きなら」

「ところで、お前のママ、何時ごろ帰ってくるの?」

「おいおい、うちの母ちゃんは駄目だぜ。母ちゃん、すげえ、ドSだから、お前には無理」

そいつは、ますます気に入った。

ママンは中身まで、俺のタイプだ。

もし、ママンと結婚でもするようなことになったら、こいつは、俺の息子になるのか。もう、甘えられなくなるのかな。

などと考えている俺は、後になって、親友の恋人を知って、大変、驚いた。

ルパンは、やはり、ただ者じゃなかった。

チクショー、こいつ、あいつにやられてたのか!














ルパンの恋人は、まさかの銭形だった。

[*前へ]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!